松の新芽が出ていたので、松葉酒を造りました❗砂糖水で醸す松葉酒です。
今年(2024年)に氷砂糖を溶かして松葉酒を造ることを試みました❗発酵力が凄いので、調べたら重さで白砂糖の2倍の甘さがあるそうで、半分(250グラム)で良かったのに倍の重さの氷砂糖を入れてしまいました。これはこれで何かのお酒を割って飲むのに丁度いいと思います。
実際に出来た松葉酒を飲んでみましたが、スッキリしていて甘さがイマイチありませんでした。なので、炭酸水で割って飲もうと試みましたが、さほど甘くなくてちょっと失敗かなと思いました。白砂糖750グラムで作ったら、とても甘くなったと思います😁




↑松の新芽を細かくして一升瓶に詰め込みます。細かくするのは、一升瓶をまた使うためです。取り出すが簡単なように。今回は早かったのか、松脂が凄かった❗手に着いた松脂を落とすには唾液が一番安心安全ですね。

1日くらい大丈夫だろうとたかをくくっていたら、松葉酒が既に発酵していて蓋を開けたら吹き出して来ました。恐るべし松葉酒です。この発酵力が砂糖水をアルコールと二酸化炭素に分ける元ですね。

↑砂糖水が溢れないように、割り箸で栓をして封筒を被せました❗こうすれば、ゴミが入る心配はありません。割り箸の栓がしっかりしている方が美味しい松葉酒が出来ます。なので、間口の広い瓶に入れても発酵はしますけど、一升瓶の方が美味しいは松葉酒が出来ます❗(2024.4.24)

松葉を焼酎に浸けて作るものではなくて、松葉を砂糖水に入れて醸すものです。松葉に住んでいる松葉菌が砂糖水を餌にしてアルコールと二酸化炭素に分けるみたいです。出来上がる途中の発酵力にびっくりしました。実はこれが松葉酒の凄さを実感したことでもあります。ある程度発酵が終わった後に一升瓶に王冠で蓋をしておいておくのですが、まだまだ発酵が終わっていないとたまにボンという音と共に辺りに砂糖水と松葉が流れます。その後始末が大変なので、一升瓶を桶の中に入れています。発酵が完全に終了するまでは1日1回くらいは王冠の蓋を開けてあげないと惨事が起こってしまいます。

出来上がった松葉酒は砂糖水なので、飲むと甘くてなんとも言えない風味もあり美味しいです。

昔、作り始めた時にメモした資料を添付しました。だいたいこれを見ると簡単に作れると思います。一番作る時期で最適なのが、6月頃でしょうか、新芽が出て温かくなり発酵が進み易いので、いいと思います。でも時間を掛けても一年中何時でも作れるのも松葉酒の優れたところですね。赤松(女松)がいいというのは、赤は心臓によいという陰陽五行説からの説明も出来ますが、採集した加工したりするのに扱い易いということもあると思います。これは実際に作ってみて感じたこと、実感であります。

今は白砂糖がベストということも理解出来ますが、作り始めの頃は黒砂糖や蜂蜜や三温糖を使って作ったこともありました。黒砂糖は出来たものが薬臭くて美味しくなかったですね。蜂蜜や三温糖は原価が高くなるだけで、白砂糖との違いを感じませんでした。

松葉酒はアルコール度数が1%未満なのですが、飲むと胸の辺りがカッ~と熱くなります。

またひょんな縁で福岡県の糸島市の方から松葉酒をずっと飲むのが夢だった、神様に松葉酒を飲ませて欲しいとお願いしていたという方と知り合いまして、送りましょうか?と言ったら是非お願いしますと言われたので、送りましたら、とても感激されていました。その方は下戸でお酒は呑めないのに、この松葉酒は呑めると言って下さりました。毎晩、妹と一緒に晩酌をするのが楽しみですと言って下さりました。こちらこそ、ありがとうございますです。松橋酒の素晴らしさを改めて再認識しました。感謝しています。

(松葉酒の効用、高血圧が下がる、動脈硬化にも中風にも良い、特に心臓病と慢性の頭痛にはちょっと比較のない効果をみせることがあります。また糖尿病、喘息、早老など一般の医療ではてこずってばかりいるような生命力の衰えからくるものを救い出す方面に目をみはらせるのです。)