「一触によって相手の力量は全部分かります。

また一触を通じての指導は、「できる」という裏付けが自分になくてはならない。

それだけに厳しい世界です」p139

 

手首を掴んだり掴まれたりの一瞬の接触によって、相手の技量はすべて分かります。

何かをするまでもありません。

「できる」という裏付けが自分になくてはならない」という言葉を肝に銘じます。

 

「武術というのは出来るか出来ないかが実にシンプルで、やってみればすぐに答えが出てしまいますね。

できるかできないかに尽きる武術の世界に曖昧さはありません」p153

 

合氣の稽古も白黒が瞬時に分かり、文句を言う余地のないところが気に入っています。

できないのは自分の技量未熟・稽古不足です。

 

「「百見は一触に如かず」です。

この一触をもって教える、学ぶことが大事です」p156

 

一触をもって教えることができるよう努力します。

 

「武道でいう真の力は力のない力である。

それは力の抜き方が出来て初めて分かる。

更にそのことによって小が大に勝つという可能性の認識ができあがってくる」p198

 

まだまだ、力の抜き方ができません。

力のない力を求めて稽古します。