武道を始める人は『強くなりたい』と思って、何かの武道の門を叩いたと思っています。
身体を強くするのならば、スポーツがあります。
楽しい時間を過ごしたければ、さまざまな趣味があります。
健康を目指すならば、多数の健康法があります。
では、武道を選んだ方は…
やはり『心身を強くしたい』と思って入門されたと思います。
そして、あまり他で聞く事がないので、私の指導理念は珍しいのかもしれませんが…
『入門者は強くなる権利』があると考えています。
入門を武道上の相互契約と考えれば、指導者と生徒さんは対等です。
生徒さんは、大切な時間と貴重やお金を使って稽古を通うのです。
対価として『強くなる権利』をお持ちです。
そして指導者は『生徒さんを上達させる義務』があります。
その義務の履行の為に、指導者は常に努力と工夫を重ね継続する事が必要です。
説明を加えますが、私の指導する合気道では、生徒さんは強くなる努力をする必要がありません。
上達すれば、勝手に強くなってしまいます。
そこで私は生徒さんを強くするのではなく、上達させるための指導伝授をしています。
私の稽古場で、常に指導が進化しています。
それは、義務を果たす為の努力と工夫の積み重ねているからです。
その結果、稽古メニューが初心レベルから高段者レベルまでの様々な内容に分かれています。
数年前と同じ指導ではありません。
もし、何年も何十年も同じ事を指導していては、時代の変化に対応出来ず、路上の護身は難しくなります。
その一例が合気道S.A.には蹴り技の攻防稽古があり、合気会や養神神というような既存の流派には蹴り技の稽古がありません。
しかし、もし私の稽古場が同好会ならば、同じ稽古メニューを何十年、続けても問題はありません。
同好会です。同じ趣味の人達が、楽しい時間を共有すれば目的は果たしています。
同好会の指導者のなすべき義務は、皆さんが楽しい時間を過ごせる為の努力でしょう。
私の稽古場は、型稽古と演武で終わる演武派の合気道とは異なり、路上の護身を目的とする武術合気道の流派です。
常に笑い声が聞こえてくる楽しい稽古場ですが、指導者の義務として着実に強くなる稽古をしています。
『入門者には、強くなる権力がある』
『指導者には、入門者を上達させる義務がある』
この指導の基本理念を忘れると、指導者も生徒さんも甘えと惰性で、中身の無い、時間とお金の浪費だけの無駄な稽古となり、強くなる事も、上達する事とも無縁な稽古場になってしまいます。
さて、以上は指導者と生徒さんが前提の話です。
師匠と弟子となりますと、少し変わりますが、それはまたの機会にでも。
◆合気道S.A.越谷・春日部に、ご関心をお持ちになられた方は、是非、稽古の見学をされて下さい。
◆また、合気道は体験しないとわからない武術です。一日無料稽古体験も出来ます。
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『合気道S.A.越谷 令和 公式HP』
https://sites.google.com/view/aikido-sa-kk
『合気道S.A.春日部 令和 公式HP』