幸運にも、天才合気道家、櫻井文夫代表と出会い、私が合気道S.A.に入門して間もない頃。

昔の武道仲間から「何で、君が合気道なんかを、今さら始めたのか?」と質問されました。

それは、そうです。

学生時代に某最大流派の黒帯に合気道技を掛けられて、掛からなかった私が合気道を始めたのですから。

しかも、その頃、私が言っていた事は…

「型と演武だけで、力試しの試合もしないで満足している実戦・未経験武道を、いい若者がやるなんて理解出来ない。」

「女性や老人が護身用に関節技を覚えるならば、まだ理解できるが、体の立派な若者がやる武道とは思えない。」

「痛い思い、苦しい思いをしないで、武道をやっていますと言いたい人の為の武道なのではないの。合気道という武道は。」

その他、ここでは書けないような事も、武道仲間には話していました。笑

それだけ合気道をけなしていた私が合気道を始めたのですから、過去の私の発言を知っている友人達は驚いたわけです。


合気道を実戦武術とは認めていない私が、合気道に入門したのです。

私の頭がおかしくなったと疑われても仕方ありません。笑


そこで、

「合気道S.A.という団体は、機動隊員や警視庁のSPに合気道を指導して来た『櫻井文夫』という達人が、さらにリアルな世界で使える合気道を追求して設立した団体だ」

と説明をしました。


「櫻井文夫という人は、弟子や後輩にかける約束ごとの演武に疑問を持った達人で、あの神技の使い手と言われた塩田剛三から認められて、養神館の本部師範まで務めた合気道家だ」

とも伝えました。


しかし、友人は反論しました。

「それでも、合気道は所詮、合気道だろ。」

「いきなり相手の頭に脳天チョプをして、手首を掴んでくる武道が実戦で使えるとは思えない」


そこで、私は説明を加えました。

「合気会や養神館でやっている脳天チョプは、日本刀で切りつけられた時の反撃技なんだ。」

「植芝盛平が合気道を設立したとき、1番の脅威は剣術使いだった時代の名残り。」


「まあ、その意味を忘れた人達は、無手の日本刀取りをするには、真っ二つに斬られる、無謀な間合いと呼吸になってはいるが」


友人は、さらに質問を重ねてきます。

「では、どうなんだ?」

「合気道家は、ローキックで黙らせるという君の持論は?」


確かに、合気道家の構えは<蹴って下さい>という構えです。

ローキックには、完全に弱い構えです。

フルコン空手の経験者である友人も同意を示した、既存の合気道の弱点です。


そこで、私は説明を続けます。

「確かに既存の合気道は蹴り技に弱い。」

「特にローキック(下段廻し蹴り)に対しては無防備。」

「頭隠して、尻隠さずの構え。」


「しかし、合気道S.A.には、蹴り技の攻防の稽古がある。」

「もし、君が天才合気道家の櫻井文夫の合気道に疑問があるならば、毎年2回オープントーナメントの大会を開催しているから選手として出場してみれば良い。」


「そして、まずは、合気道S.A.の選手に当たった時に、下段廻し蹴りを入れてみて。そうすれば、実戦合気道の一端が理解出来るから。」

「もし、最初に他流派の合気道の選手と当たったら、同じようにローキックを入れてくれれば、即座に違いがわかる。」


友人は「実戦派の君が入門しただけで、合気道S.A.という団体が、実戦的な合気道だとわかるよ」と笑いながら答えました。


彼は私が柔道少年で警察への出稽古のときに、2段の現役警官を投げた事も、柔道をより実戦的にするために、頭突きや肘打ち、膝蹴りなどを組み合わせる工夫をしていた事も知っています。


その私が、あれだけ批判していた合気道を始めたのです。

それだけで、合気道S.A.が今までの合気道とは異なり、路上の護身で使えるものであることはわかったそうです。

『私の武道、武術の道はブレない』

というのが彼の私への評価です。


熱くなって懸命に説明してしまいました。笑


ついで、

「合気道S.A.の試合では使えないけれども、既存団体の合気道家に、寸止めで顔面パンチ入れてみて」

とも話しました。


既存の合気道の流派には顔面パンチへの正式な稽古がありません。

武士の情けで.寸止めです。


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『合気道S.A.越谷 令和 公式HP』

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『合気道S.A.春日部 令和 公式HP』

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