合気道S.A.では、年二回、20数年間、合気道の自由組手の試合を開催しています。

開催の目的は、オープントーナメント形式として他流派、他武道、他格闘技の皆さんと立ち関節技の技術の向上を目指すことです。

試合をする合気道は、合気道S.A.が初めてでしたから、当初は、先に書いた開催目的が理解出来ず、試合をすると「心が汚れる」とか「勝ち負けにこだわる人間になる」とかおっしゃる合気道関係者がいらっしゃいました。

正直、驚きました。

試合をして心が汚れるというならば、柔道、剣道、空手など試合をする武道は、すべて心が汚れる武道ということになります。

失礼極まりない発言だと思ったのです。

また、その人の意見でオリンピックを見たら、世界中から心が汚れた人間が集まり、心を汚し合うとんでもないスポーツの祭典となります。

合気道の師範として、はっきりと申し上げますが、試合をしたくらいで汚れるほど合気道はやわで低レベルの武道ではありません。

また、選手が試合の勝ち負けにこだわる人間になるかどうかは、指導者の人間性にあります。

試合の結果を自分の団体や道場の商売用の宣伝に使うためならば、指導者は自分の生徒に試合での勝利を強制するでしょう。

もし、選手が勝ち負けにこだわるならば、指導者がそれを直せば良いだけの話です。

この発言をした方の周囲が、または、ご自身が勝ち負けにこだわる性質の方なのでしょう。

深層心理学を出すまでもなく、批判を繰り返し方は、実はご自分の欠点や弱点を世間に知らせています。

つまり、すぐに、あれは金儲けの為だと批判する人の頭はお金が1番、あれは女にモテたい為だと断言する人は、自分はモテない人間で、モテたくてたまらないという人間であることを世間に公表しているわけです。

自分の欲望を隠す為に、批判をするという行為で自己防衛をしています。

えっ⁈

私が演武派の合気道が路上の護身では危ないと頻繁に書くのは、演武をしたいという欲望の裏返しではないか?って。笑

私が書いているとは合気道という武道が持つ武術としての素晴らしさを世間に伝えるため。

そして命懸けで我々に合気道を残して下さった先人達への感謝からです。

さて、合気道S.A.の大会ですが、自由組手式の合気道の試合を長年続けていると従来の合気道にはなかった『返し技』が生まれて来ました。

それまでの合気道にはなかった反撃技です。

それは当然で、技を覚えると為の型稽古しかない演武派で反撃技が誕生する機会はありません。

もし、そんな稽古を演武派でしていたら、異端児として厳重注意、さらには破門扱いを受けるかもしれません。

型の稽古では、技をかける人と受ける人の役割が決まっていています。

技を受ける人が返し技をやってしまっては、型の稽古になりません。

返し技は自由組手の試合でのみ許される技です。

合気道S.A.のオープントーナメント形式の大会で演武派の合気道の方が優たことはありません。

それは何時でも相手が協力してくれる型の稽古しかしていないのですから、当然です。

合気道S.A.の選手達に、抵抗され、反撃されて初戦敗退という事があり、最近では、演武派の合気道の方の合気道S.A.の大会への参加はないようです。

残念ですが、返し技や逃げ方を知らない演武派の稽古では、致し方ないことです。

もし、合気道を演武の上達で終わらせたいならば、試合から生まれた技は必要ありません。

しかし、もし、路上の護身としての武術合気道を身につけたければ、自由組手の稽古がら生まれた数々の技術が必要です。

◆『護身クラス』開設しました。合気道、武道未経験の方の為のクラスです。


稽古体験を希望される方は、ホームページからお申込み下さい。


『合気道S.A.越谷/春日部公式HP』

https://sites.google.com/view/aikido-sa-kk


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