合気道と名乗るために必要な3箇条があります。

その一つでも欠けてしまえば、合気道とは別の武術になってしまいます。

この先を読むのが恐ろしいと思う方は、ここで止めても構いませんよ。笑


1.自分より大きな相手を投げられること

2.ゆっくり動いても相手が倒れること。

3.相手が忖度しなくても技が成立していること。


1.自分より大きな相手を投げられること

合気道の特長は身長差、体重差に関係なく相手に技が掛かることです。

自分より、小柄な相手ならば、力任せの合気道もどき技でも倒せます。

普通の格闘技や武道は体の大きな人間が絶対的に有利です。

相手の体重が重くなっても変わりなく倒せないと合気道ではありません。


私の経験では、身長差で20〜30cm、体重差では、30㎏〜40㎏程度の体格差がある相手に技が掛かれば合気道と呼べます。


2.ゆっくり動いても相手が倒れること。

合気道はスピードとパワーで相手をなげるのではありません。

スピードとパワーに頼ると自分より筋力が勝る人間には技がかからなくなります。

合気道の術理を体得しているならば、ゆっくり動いても、非力でも相手を投げられることが出来ます。


3.相手が忖度しなくても技が成立していること。

これは演武派でよく起きることなのですが、相手から技をかけられると忖度して、自分から飛んで投げられたりします。

その忖度関係が染み込むと技が効かなくても相手か飛ぶために、合気道技が成立していない事があります。

その忖度を合気と呼ぶ人達もいて、忖度のない人にはかからないという事が起きます。


忖度のない状況で合気道技が掛かるのか?

それを確かめる場が合気道S.A.では、試合とのります。

毎回書きますが、演武派の流派の方で、特に指導をされる方々で、自分の技は受け手の忖度なしに掛かると断言出来る方は、是非、合気道S.A.のオープントーナメントの大会に参戦されて下さい。

以上の3条件がクリアー出来て、初めて合気道と呼べる武道、武術となります。


余談ですが、昔、プロレス好きな後輩からこんな話しを聞かされました。

日本プロレスの社長のジャイアント馬場選手が16文キックを出すと海外から呼ばれた外国人選手は、吸い込まれるように自分からキックする足に当たりに行っていたそうです。

やはり、最強はマネーだろうというのが彼の笑いネタでした。


合気道の演武派の演武で時々見かけるのが、手を出すと相手が握ってくる「この指止まれ」の場面です。

私の生徒さんには、実戦ではあり得ない「この指止まれみ稽古」はするなと、掴まれるまで絶対に動かない稽古をしています。

私の生徒さんは、演武の約束事を知りませんから、演武派の先生が、ほら掴んでみろと手を出したら、下段回し蹴りに続き、掌底の連打を浴びることになりますので、ご注意下さい。笑


◆合気道S.A.越谷・春日部にご関心をお持ちになられた方は、是非、稽古の見学をされて下さい。


◆また、合気道は体験しないとわからない武術です。一日無料稽古体験も出来ます。



★見学・稽古体験をご希望の方は、下記のHPから、お申し込み下さい★


「合気道S.A.越谷」HP

http://k.fc2.com/cgi-bin/hp.cgi/aikido-master


「合気道S.A.春日部」HP

https://s.maho.jp/homepage/f69d13c2dd38c703/