時々、生徒さんに話します。
合気道に一番近い格闘技は何か?
それは…
何と相撲なのです‼️
巨体と巨体が真剣にぶつかり合う、あの相撲が一番、合気道に近い格闘技です。
小柄な老人の軽妙な動きの演武しか知らないと、合気道から一番遠いのが相撲だと思うかもしれません。
そうではないのです。
まず、相撲は体重別で戦う格闘技ではありません。
小兵の力士が巨漢の力士と戦う体重無差別の稀有な格闘技です。
合気道も自分よりも強い相手を制圧する武術です。
では、相撲も合気道も、何故、それが可能であるのか?
相撲好きな方ならば、毎回、答えを観ています。
「答えを観ている⁉︎」
「ええ。毎回。」
答えは…
土俵です。
丸い土俵が答えです。
もし、土俵がプロレスやボクシングのように、四角ければ、小兵な力士は不利になります。
つまり、円運動。
合気道に一番近い格闘技が相撲であるという論拠がここにあります。
小兵な力士が巨漢の力士に勝てる可能性が高まるのは、土俵が丸いからです。
合気道は、円運動だけでなく、球体運動を極意としています。
合気道は円運動という方を時々、見受けますが、円運動は初心レベルの術理です。
円運動が球体運動となって、初めて合気道は武術となります。
ちなみに、合気道の源流となる大東流合気柔術の武田惣角翁も相撲が強かったそうです。
あくまで個人的な見解ですが、受け掛けが決まったパフォーマンスにすぎない合気道の演武を見るよりも、相撲をしっかり「観の目」で観たほうが、合気道は上達します。
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