青春道場、南寮物語パート4は新入生歓迎旅行です。
5月中旬、新入生歓迎旅行ということで1泊2日で那智勝浦に連れてもらいました。
行き帰りは貸切バスで若い?女性ガイドが随行してくれます。
私にとって新歓旅行といえばこのバス車内が一番の衝撃的体験で卒業後も合気道部に引継いで、夏合宿は貸切バスで十年以上続きました。
バス車内では3回生の先輩が中心で後部座席を陣取ります。
4回生幹事の先輩は運転手近くの席で初めと終わりの挨拶以外は静かに座っておられます。
1~2回生は眠ることを許されません。
バスが動き出すと「1回せー」「ハイッ!」「2回せー」「ハイッ!」「元気出せよー」「ハイッ!」と始まって、1~2回生全員が自己紹介をした後、3回生がリードしてゲーム大会や歌が続き、合間に3回生がガイドに面白い質問をして困らせます。
殆どが卑猥な内容で何年か前に泣いて帰ってしまったガイドがいたとか?今だったらセクハラで確実に訴えられます。
私はこのガイド虐めがしたくてたまらず、2回生になったこのときに自己紹介の直後いきなりガイドに卑猥な言葉を浴びせたら、「お前が言うのは1年早いんじゃあ~」と先輩から怒られました。
先輩から配られた『南寮大歌集』に基づいて、大声で合唱、歌集最後の方の数ページは全く知らない歌で『春歌』(=エッチな歌)を指導される吟詩部の先輩の上手さは感動ものでした。
これがまた衝撃でそれから私は普通の歌でも即興で卑猥な替え歌にするのが得意になりました。(※ここは20年後に南寮生になった合気道部21代主将の東が受け継いでくれてます。)
サービスエリアでは、飲み物、食べ物を思いっきり奢ってもらいました。
那智勝浦で下車、少しだけ船に乗って目的地の『ホテル浦島』に着きました。
当事もこの船だったかどうかわかりません。
当事の1回生仲間です
ホテルのゲームセンターでは先輩が「自由にゲームしろ」と言って百円玉を何十枚もくれました。
ホテル内でも「こんばんは!」「失礼します!」の挨拶はしっかりやっていたと思いますが、風呂での『お背中流し』は免除されていたように思います。
私が4回生で幹事として参加した時、北陸方面のホテルでしたが、何か用事をしていたため少し遅れて大浴場に入ったら、目の前が岸壁をよじ登る男の尻だらけで唖然としました。後輩達ほぼ全員が女子風呂を覗くために岩を登っていて、天国に引き上げてもらおうとして蜘蛛の糸に群がる地獄の住人の話を思い出しました。
私も遅れて登りましたが、湯気で何も見えませんでした。
湯船に浸かっていたら寮長先生が「見えましたか?」と話しかけてこられました。「私も登りたかったけど立場がありますやろ」と言っておられました。
夕食時、宴会の最中に急に電気が消えたかと思うと、妖しいライトからエッチな格好をした女性が映し出され、最後は全裸で宴席を回ってくれます。1回生の殆どが生まれて初めて見るストリップショーに大感激でした。
2日目は、那智の滝など観光してから、行きと同様にバス行事、天理が近づいてきたら無茶苦茶言っていた3回生がバスガイドに「どーもすいませんでした!」と謝って、みんなで「どーもありがとうございました!」と言って、『天理大学逍遥歌』と『南寮寮歌』を5番まで大合唱して、ちょうど唄い終わった頃に天理に到着しました。