2週間ほど前の話だ。
あやめが突然タオルケットを抱え込み、ちゅーちゅー吸い始めた。
タオルケットは毛足の長いタイプ、前足はパーになってお乳を吸うときのようにモミモミしている。
目はうっとりとうつろになっている。
ああ、お母さんのお乳を思い出しちゃったのかな。
腕白娘に見えてまだまだ赤ちゃんなんだなぁと、ほろっとしたり、写真を撮ったりしていたが、
さすがに3日目になると少々心配に。
「ライナスの毛布」ならぬ「あやめのタオルケット」は不安のあらわれかもしれない。
うーん、突然どうしたんだろう・・・。
そういえばその前数日間ほど忙しく、家にはいたのだがゆっくり相手をしている時間がなかった。
「もしやそれも関係ある?」
ためしに、仕事の合間30分くらいあればなるべく膝に抱くようにしてみた。
すると、タオルちゅーちゅーはめっきり減った。
・・・そうだったのか、あやちゃん・・・。
我が物顔にふるまっているようで、頑張ってるんだね。
これを書いている今も、あやめは膝の上で丸くなって寝ている。
少し甘ったれになっちゃったなぁ。