夢に登場その2 | 愛犬アミ連載漫画

愛犬アミ連載漫画

前篇『愛犬アミ、世界で一番愛した君へ』
後編『愛犬アミ、生まれ変わりの君に逢いたくて』好評発売中!

あやめとすみれが夢に出てきた数日後、再びアミが登場した。
アミはなぜか二つに分離していた。
魂の方と身の方だ。
私はどちらもアミだと分かっていたので2頭を左と右に抱えながら、友人に、「ね、どっちもアミなんだよ」
と言ったが友人にはわからないらしい。
良く見ると魂の方が白地に水玉のアミで確かにわかりにくそうだ。
それで、二頭を地面に降ろし、「良く見てて」と言った。
二頭はだんだんより合わさって一頭になり生き返った。
でもなんだかゾンビっぽくボーっとしている。
「やっぱり再生したアミは活きが悪いのかな・・・」と思った。

良く死んだ者とは夢の中で交流できるという。
霊能者でもない限り、そうそう霊を見るなんてことは出来ないが、一般人も寝ているときはあっちの世界とチャンネルがつながりやすく、交信出来るそうだ。
朝起きて何も覚えてない人でも夢では向こうの人と会っているらしい。

私はアミの夢は、感動のあまり目が覚めてしまうことが多い。
見た直後は鮮明なので、もう一度内容を追って確認してから寝なおすと、起きた時忘れてしまっていても、「何か見たような気がするなぁ」と思い返しているうちに、わーっと湧き上がってくる。

私は基本、夢が異常にリアルなので、アミもコンタクトしやすくてやってくるのかも知れない。
「ママって鈍いからさぁ、起きてるときに会いに行っても私のことわからないでしょ。だから夢で会うんだよ。」とか言ってるかも。

が、しかし、しょせん夢だ。
途中からアミが水玉模様になっちゃったりとへんてなことは起きる。
起きるけど、単なる夢じゃなくて、お互いの『逢いたい』気持ちが通じ合って奇跡の橋がかかっている瞬間なのだと思いたい。

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