これは、ここんとこ相方と揉めた時に、本城が呟いた言葉です
ま、以前からの読者さんはわかるかと思いますが
失業期間の相方がする行動や発言、第一位!
スロに行きたい←
これのせいで、本城と相方が対決することとなりました
去年の今頃は、バカ夫婦のせいで鬱っぽくなりつつあった相方を
本城が出来ることで気分転換させられないかと考えて
何度かは打ちに行かせたことがあります
相方発信じゃなく、本城が引っ張って行きました
本心ではありませんでしたが、相方の気分が変わる方法がなかった
趣味がない人間に近い相方
アニメを見る
スマホアプリをする
本城と戯れる>自分勝手なアレ
そして、スロ
他には何もありません
それに関しては去年だけの話で、今の会社に入ってからも数回相方発信で打診されたものの
極力断るようにしてて、話題を避けていた本城です
相方は、季節雇用
この時期になったら一旦失業となり、失業手当をもらって
新たに再雇用となって働けるのですが、失業期間が終わるまでが地味に長い
24時間相方が一緒にいると、一日が長い長い
相方は本城と一緒に過ごしていると、一日があっという間なんだと言いますが逆です
多分…好きか嫌いかの意識の差なんじゃないかと思います
もしくは、仕事量?
失業=暇
失業=金を稼げない
こうなると普段働いて稼いでいる人は、公に働けば会社を辞めなきゃいけなくなったりするのだから
別な方法で何とか金を増やしたいという思考回路が出来上がるのです
本城と出会った当時は、人から隠れるような生活だった相方
別な意味での、本気の失業でした
スロで食っていると言っていましたが、今考えるとプロってほどでもなく
ただそれで遊んでいるだけの人でした
そんな生活を何年もしてきた人間で、やることがなきゃ打ちに行って
あわよくば稼げたら問題ないでしょ?という感じで生きてきた相方
本城が出会った時も、付きあってからも、子供が生まれてからも
その思考回路は取り外せないまま、一緒に歩いてきました
本城が長女をお腹に宿してからは、比較的働くようにはなりましたが
長いと、春から夏の初めまで仕事がないことが当たり前で
子供のおむつだのご飯だのと、スロで稼いだ金で食べていた時期もありました
とはいえ、いろんな規制がかかって、稼ぎにくくなってきてからは
それも若干ですが、相方にしては下火になってきていたと思います
けれど、今年も恒例行事のように相方は口にしました
「こうして時間を持て余しているくらいなら、勝ちに行きたいな」
相方的には、打ちに行きたいとは言っていないらしい
勝ちに行きたい←
これは超ポイントだそうです
打ちに行くってことは、負けてもいいだなんて思って行ったらダメなんだ
だから、あえて「勝ちに行く」と俺は言いたい
…なんか偉そうですが、ようするに打ちに行きたいがどう?という打診です
春先、お金はいくらあってもいい
そんなことはわかってる
けど、あるお金でやりくりするのも大事
先月、相方は自分の小遣いで打ちに行き、負けてきました
そして、燃料代から打てば、生活費には負担かけないからいい?とか言い出し
本当に打ちに行き、負けてきました
途中勝った日もあり、そのお金でお米を買ってくれましたが、それはそれこれはこれです
負けなきゃいいとかって問題じゃなく、約3年前にした約束はどこに行ったって話だし
こんなことを毎年言われて、その度に話をしなきゃいけないのが憂鬱でした
燃料代から打ちに行き、負けてきて、小遣いからちびちびと燃料代を捻出し
今は仕事に行っていないから何とかなっているけど
これで急に仕事ってなったら、こっちに燃料代がのしかかってくるかもしれない
それを考えたら、冗談じゃないと思った本城
それに、時期は新学期直前
子供たちの新学期準備にも、お金がかかるわけです
ふざけた話を…!と、本城は過呼吸を起こしかけるほどに怒りで震えました
「この話題、飽きた」
「また今年もこんな話をするくらいなら、別れて」
「この話題が出たら、言ってやろうって思ってた」
本城にそう睨まれながら吐き出された相方の顔は
以前のモラハラの時とは違って、逆ギレで真っ赤になることはなく
色をみるみるうちに無くしていき、ガックリと肩を落として
相方の体がとても小さくなっていくように見えました
「今まで何度もそれで助けられてきたことがあっても」
「それだけにすがって生きていないとわかっていても」
「もうそこを卒業しなきゃいけないんじゃないの?」
「燃料代は、休みなくへろへろになってまで働いた自分のお金でしょ」
「それを無くした時に、何も感じなかったの?」
「漠然と、ああ負けちゃった…としか思わなかったの?」
「休みなく働いて、子供との会話もろくに出来ずにただ朝早く起きて出かけて」
「遅くに帰宅したらご飯と風呂を終えたらもう眠くなってて」
「半分寝ながらアプリやってるような生活をして働いて」
「誰が一番大変だったって、自分でしょ?わかってるのも自分でしょ?」
「どんだけ大変だったの?きつかったの?それ、知ってるよね?」
「それをあわよくばって行くのは簡単だけど、負けたら無駄にするだけなんだよ」
「何日分、何時間分の稼ぎを捨ててきたの」
「それでも行きたい場所に行けたからって、納得出来るわけ?」
「あの生活を支えてきた人間の努力も一緒に捨ててるのわかんない?」
「眠たい目をこすって、まだ横になっていたい体を起して」
「朝4時半から弁当作って、起きてから飲むのにって紅茶淹れたり」
「まだ寝かせておきたいって思いながら、なかなか起き上がれない人に」
「時間だけど起きれる?って声かけるの、どんな気持ちかわからないの?」
「あたしの頑張りまでも捨ててくるようなことはしないで」
「この話が続くようなら、別れて」
仲間に相談することなく、久々に自力でここまで気持ちを整理して言葉にできました
いつもは仲間にこういう言葉で言ってみたら?と助けてもらうことも多く
100%自分の言葉じゃない時もありました
そういい、怒りと過呼吸手前の状態で体が震えている本城は
上着を羽織って、ドスンと腰掛けました
それまでは相方を見下ろすように、仁王立ちしていました
意識が若干遠くなりかけたこともしばしば
でも、話が終わるまでは…と頑張りました
わかったといい、その日は家から動かなかった相方
本城に従い、打ちに行かないことで別れないことを選択したのかと思ったら…違った
数日後
本城に、こう言いました
打ちに行くんじゃなく、見に行くだけならいいでしょ?
と
「は?」
と反射的に口にした本城に、相方はこう続けました
ウインドウショッピングってのは、買わないのに見るだけ見るだろ?
あれって逆にストレスかかるのに、なにやってんのかな?って思うけど
俺が今から店に行くだけっていうのも一緒のことだし
ママはよくウインドウショッピングするんだから
俺が店に見に行くだけでも理解してくれるだろ?
だって、同じことだもんな?なら、店に行ってもとがめられないだろ?
と
自分でストレスかかることだと言っているのに
それをしようとしている
金を持たなきゃ、打つことも出来ない
それなら文句はないだろ?と言われたところで
過去、同じようなことをして、結果的に家に取りに行くか一旦立て替えさせられた
それをわかっているのと、相方がそんなので満たされるはずがないこともわかっている本城は
即座に却下しました
それは違うでしょ?こじつけて、なんとかその場所に行こうとしないで…と言いました
その後も何とか行こうとする相方に、子供が駄々こねているようだよと説教する本城
延々繰り返されて、気づけば1時間ほど経過
行きたかった特売の買い出しには、間に合いませんでした
行きたかったら一人で行きなさい
その後、あたしのとの関係がどうなろうと責任は持ちませんと吐き捨て
別の買い出しにと、相方を置いて家を出ようとした本城
相方は、小さな声でごめんなさいと言いました
ここまできたら、本当に母親の気分です
一時、相方の調教しなきゃとか書いたことがありましたが
母親の気分だと、完璧に教育というかしつけに近いものがありますよね
その後は打ちに行きたいなど言わず、スマホのアプリで好きな台を打っています
金がかからず、打てているのならいいです
…しっかし、アプリでも相方の引きのなさったら…
人が生きている上で、運という要素があるのなら
俺の運はどこに使われているんだ?と、相変わらず言われますが
幼い時に本当に死ぬほど辛いレベルの小児ぜんそくを患ってきても
ぜんそくのせいで休みがちだった小学校と中学校でいじめに遭ってても
育児放棄にほど近い母親がいても
結婚と離婚を何度も繰り返すほど縁がなくても
なかなか一か所で長いこと勤めることが今まで出来ずにいても
…それでも、不治の病にかかってきたわけでもなく
子供も三人いて、三人共に愛されてて
そして、生きてる
仕事も出来る環境下にあって、父親としても頑張れるようになってきている
自分の実力や積み重ねた努力ももちろんだけれど
そこに行くまでいろんな縁や運の積み重ねだって、現状に活かされて生きている
それのどこに運がないと言えるのか
相方は、過去…本城に言いました
仕事でなにか自分発信でいい方向に持っていけつつあった時
やっと運が回ってきたね?と笑ってほめた本城に
それでもやっぱりスロでも自分の力でなにかを成し遂げたいんだよな
と
その言葉が頭から離れなかった本城さん
その話も相方にしました
最終的にスロで自分が望む時に望んだ形にならなきゃ
いつまでもそうして立ち止っているんでしょ?と
そうじゃない、そうとは言ってない
相方はそう言いましたが、本城が別れると言ったことで飲み込んだ感情
それがきっと胸の奥でくすぶっているんでしょうね
なんにせよ、この先はもう付き合えませんと断言しました
行くのなら、お一人で、とも
一緒に行くのなら、同じ気持ちでそばにいてほしいだなんて言われても
今の生活にはそれを必要としていませんから…
相方と同じ気持ちでそこにいることは出来ない
だから、行かない
相方からすれば共有出来る思い出で趣味だったんでしょうけど
親になると、ちょっとずつ変えていかなきゃいけないことがあると思う
そろそろ分かれ!という出来事でした
これだけやってて、まだ言ってくるようだったら
相方が留守の間にでも、相方の荷物をまとめておいて
悪いけど、車で生活してと、家から追い出そうと思っています
以前と違って車があるし、しかもステップワゴンだからそれなりに広いから
相方の最低限必要な荷物を積んでいるのは、問題ないでしょう…
今まで相方のために、たくさんの言葉を家族が呑み込んできました
次は…相方の番
家族のために変われない男は、男じゃない
そんなここ最近の話でした
相方がいたら、なんとなく書きにくい話だし
相方のことを何かしら書いているのを知っているのでね
本人も気が気じゃないでしょw
さーーーて、春休み初日は、焼きそばでも作りましょうか
風邪とせーりでどうにかなりそうですが、がんばりまーーー
長文にお付き合い、有難うございました
本城千聖