2021年春の発酵料理教室開講を目標に、
ふんわり糀家インストラクター養成講座受講中の松村あいかです。
今日は、息子のお話。
現在2歳4ヶ月。
自己が形成されている最中です。まー、いわゆるいやいや期ですね。
日々、彼なりの主張をしている様子を観察していると面白いです。
言葉の発達の早い子なので、日々、普通の会話をしています。
よく笑わせてもらっています。
何でもかんでも自分でやりたいので、朝食の納豆には、ひと匙の醤油糀と一緒に渡して
まぜまぜしてもらってるんですが、
「醤油糀入った納豆どう?」と聞くと「美味しい」「味の違いが分かる~」と言うんです。笑
どうやら、うちの息子、2歳にして味の違いがわかるみたいです。^^;
3ヶ月の娘とのお世話は、毎日必死であっという間で、私が日中ガス欠になります。
そんな時、「もう母さんダメだーー。疲れたー。ちょっと寝て良い?」と聞くと
「良いよー」……(5秒位)「寝た~?はい、起きてー」とか。
ウソん?笑 早すぎやって。とか。
外出先でなかなか帰ろうとしない息子に
「もう母さんお腹空いたわー。はやく帰ろうー」と言うと
「はい、どうぞ」(食べ物食べさせる仕草)
「これ、何?」
「ん~…ぶどうパンですよー」と言って「エアぶどうパン」で満腹にさせて
帰らせようとしなかったり。
娘のベビーカー押しながら抱っこをせがまれた時に、
「今は難しいんだぁ、もう少し歩いてほしいな」と答えると、少し考えて
「ここは~、車が来て危ないから~、抱っこしてください」 とか言う。笑
笑うでしょ。もう脱力してしまって笑わされてなんか敗北感ですよ。
で、結局抱っこしてしまう。
ま、抱っこも今だけのもの、と思って極力対応しています。
娘の妊娠中はさすがにきつかったですが、しゃがんでハグするなど
出来るだけ対応していました。
そして、食べムラも絶好調です。
離乳食期はほんとに何でもよく食べてたのに、恐らく
味覚が発達してきたのか、好き嫌いが出てきたし、
日によっても食べる食べないが激しいです。
これが、結構メンタルやられるんですよねー。もう泣く。
あの手この手で工夫して、良かれと思って作ったものが
彼の口に合わずに残されたり、遊び食べの対象になった時、
悲しいし、イライラしちゃう。やる気もなくなっちゃう。
「叱る」だけで終わらせれば良いのに感情がついてきて、
「もういいっ!」ってヒステリックになったり。ダメだな、って日々反省。
冷静になると、きっと「美味しくなあれ」っていう軽やかな思いの入った料理じゃなく
「何とか食べろ~」「せっかく作ったのにー」っていう恐ろしい「念」のこもった料理に
なってしまってたんだな、と言い聞かせて、明日は笑顔の食卓にしよう、と決意する。笑
そして、デジャブの様に同じことが繰り返される。。。。
そんな毎日なのですが、
先日、私が娘と産後ケア事業に行きました。(9時~17時)
母乳育児を軌道に乗らせる為と、自身の休息を兼ねて産後、定期的に行っています。
お陰で母乳育児も軌道にのり、娘の体重増加も順調です。
(お昼寝中の娘。体重増加の順調さをほっぺのぷにぷにが表しています)
で、その日は、息子を一時保育に預けて(9時~17時)、
帰りは、リモートワークしてもらってる夫に迎えに行ってもらいます。
その帰り、その日は母乳マッサージも受け、育児相談をしたり、お昼寝もさせてもらったので、
久々にほわぁぁ~ん、とした心地よい脱力状態で帰路につきました。
もう何にもする気がなくって、夕飯作るのしんどいなぁ、と思って最寄駅を降りたら、
駅前で催事がやってて、中央市場の魚屋さんのお寿司ってのが販売されてたんですよ。
もうこれ買って帰って夕飯にしよう、とあまり回っていない頭で考えて、息子の食べられる巻き寿司と
稲荷寿司と大人用にまぐろの握りと鉄火巻きと買って帰りました。
娘が眠っていたので、ベッドに寝かし、お寿司を食べる準備をしていると息子と夫が帰ってきました。
手足を洗い終えた息子に
「今日もう母さん疲れたからさー、お寿司買ってきたんよー。ごめん。
だから、みんなで一緒に食べよっか?」と話しました。
すると、まさかの「ヤッターーー!!」
「みんなで食べよう~♪」と言って軽く小躍りしながら食卓についたんです。
私が隣に座って、息子のお皿にお寿司を盛り付けて
「さあ食べよう」と言うと、いつもなら頂きますしてさっさと食べ始めるハズなのに
「父さーーん。食べるよーーー。みんなで食べよう~♪」と洗面所の夫を呼ぶんです。
(保育園の汚れの仕分けをしてくれていた夫。ありがとう。笑)
慌てて夫も席につき、みんなで一緒に「いただきます」をして食べ始めました。
(正直、寿司の食べる量はイマイチだったし、結局最後にはとうもろこしを食べた息子。おい!笑)
だけど、お寿司についていたガリを食べたいと言い出し
「辛いよ」と言いながら少しかじらせると「辛いねー」とすぐ吐き出し、でもニコニコ。
自分で醤油をつけたがり、お寿司に1滴つけてあげると満足して、「美味しいねえ」
と食べたり。
「みんなで食べたら美味しいねぇ」と何度も口にし、終始ニコニコの食事タイムでした。
誤解の無い様に加えると、日頃も私は極力となりで一緒に食事する様にはしてるんです。
ただ、娘の授乳や泣きぐずりがあると席を立って対応したりして、同じ空間にいても
一人で食卓に座らせる事が多々あるんです。もう大反省でした。
朝食もどうしてもバタバタで、三人で食卓を囲めない事もあって…。
何を食べるかより誰とどんな雰囲気で食べるかの方が大切、という事。
忘れてないつもりだったのに、ハッとしました。
そして、そんな時にツイッターでみた精神科医の嵯峨山先生の
【カウンセリング中に「親に旅行に連れて行って欲しかった」と言う人に会った事はない。
『自分のスポーツの試合に来て欲しかった』『一緒にお菓子を作って欲しかった』と涙ながらに
言う人には何度も会った。
子供が親に求めているものって、そんなささやかなこと】
というつぶやきを見て、大納得!
息子の食事が、私にとっては、何とか「栄養」をしっかり摂れる時間にしなきゃ!だったのですが、
息子にとっては、前述通り、何を食べるかとかより、大好きな両親と囲む時間の方が重要で、
だから、きっと小躍りして食卓についてくれたんだと思うし、辛いガリを噛んでもニコニコしてたんだな、
と。
一緒に食卓を囲む重要性なんて分かってたハズなのに、日々ないがしろにしてたな、と気付きました。
食に関わる仕事をしたいと思ってる人間として、これは常に忘れない様にしなきゃ、と
改めて思わされた出来事でした。
そして、そんな時間が取れるなら、(もちろん過度でない)惣菜の購入は賛成だし、
外食万歳だし、簡単調理あっぱれじゃん、とも思いました。
(ハッと気づかせてくれた寿司。。。の空パック。笑)
丁寧で無添加で、時間を掛けて…って食生活は最高だけど、それをするにはあまりに
今の世の中、時間が足りなさすぎるんじゃないか、とも。
食事を担うことが多い女性側の負担が大きすぎるだろ、と怒りに似た感情も。笑
余裕がないと、笑顔でもいられないし、ゆとりを持って食卓を囲むための
お金の掛け方としてはたまには必要な選択だとも感じました。
だけど、やっぱり体に良いものの方が良いよね、とも思う。
その両方を叶えられるのが、手作り発酵調味料じゃん、とも再認識!!
塩糀、醤油糀だと使いやすいし、仕込みやすい。
しかも下味、時短調理、平行調理が叶う!!
やっぱりこれを伝える事を仕事にしたいと思ったこと、
間違ってなかったな、とも感じた出来事でした。
(産後ケア事業で頂くランチ。この日の為に日々の育児頑張れる!)








