この年で2軒目の家を建てるというと、大抵の人は驚く。
先に言っておくが、我が家は別にお金持ちではない。共働きなので、それなりに収入はあるけど、海外旅行も行けなければ高級車にも乗っていない。
まあ普通の家。
でも、2軒目の家を建てることが出来る。
きっと、このハードルは高いハードルではないのだと思う。やるかやらないか、それだけ。
多くの人は、ハードルの高さも見ないで辞めるか、そもそもこんな考え自体持たないんじゃないかな
わたしの場合、やりたかったから計画して計算して実行した、ただそれだけのこと。
家を建てる予算って、本当にピンキリだなって思う。
建築家さんに色々な質問ができるサイト「sumika」を見てると、中には500万で建てられないですか?なんていう人もいる。
流石にそれは無理だろうなあと素人目にも思うけど、1000万で2階建てを建てたいという人の回答に、これなら出来ると答える建築家さんも居たりする。
1000万円で家が建つなんてすごい
でも開業医を営む友達家族は、億単位のお金を家にかけていた。
そりゃあもう豪邸だ。
近所の人が、何かの施設ができるのかと思ったくらい豪邸だ。
ちなみに31才の時に建てたハウスメーカーの注文住宅は家本体が1970万円。色々その他のお金を入れて、およそ2400万円。(土地代金は別)
それで総面積38坪強あったので、結構ローコストだったと思う。
でだ。
2軒目の家にいくらかけるのかという話だけど。
2軒目なので「まず手元にいくら残るのか」が問題だった。家を売ってローンを返済して色々な諸費用を支払った残額のことだ。
貯金はしているのだけど、老後やら学費やら車を買うお金やらのための貯金なので、それを崩すわけにはいかない
だから、家を売ってバックしたお金が純粋に次の家を建てるための予算になる。
ここは賭けだったけど、わたしの分析と計画通りの額1500万円が戻ってきた
1軒目を建てた時に現金で結構払っていたので元々のローンが少なかったことと、土地値が高騰したことが功を奏した。
そこに住宅ローンを足す。
ここで問題はいくら借りるのか、だけど。
住宅ローンは年収の25%までが安心ラインと言われている。
でもわたしの中で、2軒目の家を建てるにしても、今の生活や貯金額を変えないという条件があったので、そこに従って決めた。
そうなると、住宅ローンと庭のリフォームローンで合わせて7万3千円を月に支払っていたので、同じ返済に設定。
ボーナス時に20万上乗せ返済にして。
夫が前よりも年齢がいっているので、30年で。
その条件で借りられるのが、およそ3500万円
つまり合わせて5000万円は使うことができるということだ
田舎を選んだことで、土地がめちゃくちゃ安かったから、外構費に結構かかっても、家に4000万ほどはかけられる計算だ
実は最初の頃は、ローンをもっと減らそうかと思ってたんだけど。。。
っていうのも、なんせ前の家が2400万円だったから「自然素材の家は高いんだぞ」って建築家さんに脅されても「そうは言っても3000万くらいでしょ」って思ってたから。
でも話を聞くうちに「坪100万はかかるぞ」って言われるようになり。。。え?じゃあ40坪近い家なら4000万ってことって顔が青ざめ。。。。
じゃ。。。じゃあ。。。。予定通り借りましょうという結論に。
ちなみに建築家さんへの支払いが330万円也
この額で、分離発注するために、遠方から現場管理もしに来てくれるらしい。
これでプロが必死に技と知識をつかって、うちにぴったりの家を考えてくれるのだから、安いと思う。
しかも家の竣工まで、およそ1年の付き合いになる。
というわけで、これが、我が家の家の予算の立て方。
ほんとになんでもない庶民だけど、家にこだわる庶民のお金のかけ方かな、と思う。
まあ車は外車に憧れるけど、国産の軽と国産のワンボックスだし。
海外旅行はパパが飛行機恐怖で行けないし。
子どもは男の子だから衣類代がそんなにかからないし。
外食もパパと子どもがラーメン好きで、そんなに高級なお店まず行かないし。
うん、でも本当に土地が安くてよかった。