クレームの専門家だからこそできる心理カウンセリングがあるんです。


クレーム心理カウンセラーの藍色シアンです!

「被害者である」という心理的立場
そこで生まれる怒りがクレームになるということを
前回書いたんですが。

この「被害者である」クレームに便乗して、
生まれるクレームがあるんです。


自分は被害者じゃないし
被害者意識も持ってない

でも こんな被害者の人達がいる
だからその代わりにクレームを言う。
つまり便乗型のクレーム。

けど、よくよくその人のクレーム(文句)を
聞いてみると・・・・・

そこには責任が伴っていないな
ってわかるんです

そうなんです
ここがとっても大切

クレームを言う人が
クレームに責任を持っているってこと。
それがちゃんとしたクレームなんです。

これについてはまた書きますね

だから、便乗型のクレームって
いわばクレーマーのクレームと一緒なんですよ

クレーマーとは、
クレームを言うこと自体に欲求がある人。

その欲求は様々だけど
基本は一緒です。


 クレームを言うことで、
 自分を認めさせようとする。

 クレームを言うことで、
 自分は価値ある人間だとアピールする。

 クレームを言うことで、
 人から認めてもらえる、大事にされる。

 クレームを言うことで、
 注目してもらえる。

 などなど


今回の一部報道の中でも、
不安を「ただ」煽るような意見を言う人がいます。

 国は何をやっているんでしょうかね。
 行政はまったく機能してないんですね。
 もっと助けあうべきでしょう。
 もっとちゃんとやる「べき」ですよね。

ちょっと聞く限り
真っ当なことに聞こえます
それは「モラル」というルールを盾に
クレームを組み立てているからなんですけど。

もちろん全部じゃないですよ
一部の報道が・・・です。

そして、このクレーマー的な意識
実は誰の中にも、多かれ少なかれ
あるんです。

僕の中にも、もちろんあります。

あっていいんです。
だって、あるんだから気づけるんです。
だからクレーム心理学として、
説明出来るんです(^^)

そして、自分の中にある気持ちが、
これはクレーマーの心理だなとわかれば、
それを選択するか選択しないかが選べる、
その自由があるんです。


災害から一週間以上が経って
実はこれからが正念場だと思っています。

それは、時間が経ってくると
このクレーマー的なクレームが増えてくるから。
災害のショックから立ち直りかけているその時に
「怒り」をうまく利用しようとする
その無意識な思いが生まれやすくなる。

この「利用」しようとすることが、
クレーマーの基本だからです。

だから、このクレーマーとしての意識にならない選択。
それを意識的にする正念場だなと今思ってます。

そして、クレーム対応でクレーマーに悩んでいる人がいるとしたら
それは自分の中にある「クレーマーのような心理」に
気がつく時かもしれないですね

しんどいけど(^^)!いいチャンスです。