仏教と言っても様々なグループがあるようで、衣装にそれぞれ個性がある。
今回出会ったグループは珍しく、灰色の僧衣に身を包んだ尼僧のグループ。ストールや鞄はベージュで統一されていて、とてもシックな美しさ。飛行機に乗り込んでみると、30人程いた。
モンゴル人?素朴な黄色の顔立ちに、純粋で明るい笑顔。
綺麗で見惚れる。
どんな目的で僧侶たちが国を行き来するのかは分からないが、頭を綺麗に丸め、僧衣に身を包んだ集団。
しばし同じ空間にいられるだけで静けさを肌で受け取る。
やっぱり私は仏教徒なんだろうな。
デリー空港に着けば人種と宗教の宝庫。
ヒンドゥー、仏教、シーク…
ムスリフに…それに、よく見るけど分からない黒い装束のグループ。
私がパッと見で分かるのはそれくらい。
それぞれ特徴的な衣装を纏い、それぞれにオシャレがある。
日本で見たら異様な光景が、ここでの自然。
以前、パンジャビ出身の生徒がグループクラスに来ていた。パンジャビらしい大柄な体格に大きくて堂々とした声。
手にはシーク教のようにシルバーの腕輪。
しかし、ターバン無し。
いつもクルタ。(民族衣装)
彼がパンジャビに帰る日に聞くと、パンジャビ出身だからシルバーの腕輪をしてるが、ヒンドゥー教らしい。
その場にシーク教の経典に詳しい西洋人がいて、グループクラスの生徒たちとシーク教の教えについての会話した。
みんなパンジャビ語で経典を暗唱している。
すごいね。
自分の属さない宗教でも、その良い部分には興味を持って学んでいるんだ。
「この教えが全て!」
では無くて、
「私の宗教はこれだけど、こっちも良いね。」
と受け入れられる教養の深さに驚かされた。
今でも宗教で争いが起こり得る国の中で。
政治とお金さえ絡まなければ、インドの人達は共存が上手い。
お金さえ絡まなければ…。
と、入国検査待ちしながら考える。
ここまで書いて、入国検査3人くらいしか進んでいない。。。
中東、西南アジアっぽい国の人たちの列に並んだら。全然審査通らない!!!
ありえん!!!!
変な宗教の中東人は、知り合いがいると何度もゲートを入ったり出たりするし、検査官は全ての書類を細かく確認にするし、
相変わらず中国人は英語が分からず悪戦苦闘してるし(韓国も日本もだが。笑)
西洋人の長蛇の列の方が早い!
移動移動…
移動先の検査官は、いつもの(アジア女性に)優しいおじさんだ♡
ラッキー!!
私はすぐ通れた…何この差!!