何と言っても、我らがグルジはバンスリ職人として有名です。
地方でグルジの名前を言うと、
「えっ！？彼ってメーカーだよね？演奏もするの？」
と聞かれるくらい。
（実際は長年大学で教えていた権威ある指導者です）
そんなグルジに新しいバンスリを頼んでいます。
Ｄスケールのバンスリが欲しいと言った時、グルジお気に入りのバンスリを勧められていました。
私がリシケシに行ってる間、誰にも見せずに取り置いて下さったのですが。
以前、息子さんに見せて頂いた、お嫁さんに結婚記念でプレゼントしたバンスリが気に入っていて。同じような手法で新しく作ってもらうことにしました。
忙しいの知ってるのに。
わがまま（笑）
私のバンスリの今の状況。
どれだっけ？
良い竹を何本か見せてもらって、相談しました。
竹によって全く違うバンスリになります。
厚く、重たい竹ほど、息に力が必要になります。古典音楽を演奏する時には、とても深い音になります。
逆に薄くて軽い竹は、とても演奏が楽。音がとてもクリアになるので、声楽に合わせてレコーディングする時などに選ばれます。
(ちなみに私のEバンスリは薄くて軽いです。
なんたって、何も知らずに1番吹きやすいバンスリを選んだので。演奏は楽ですが、離れて聞くと少し音は軽いかも。)
どちらも長所と短所があるので、有る程度のバランスが取れたものが好かれますが。
思いっきり重たい竹を選びました。
まだ磨かれてない汚れた状態ので、私の目ではどれが良いのか判断つかないのです。綺麗な竹だと願いたい。
それから、穴の位置や、大きさ。
これも好みがあります。
とても重要な問題。1番演奏が楽な穴の位置をリクエストしましたが、大きさはまだ決め兼ねてます。大きくても小さくても長所と短所があるのです。
あーだ、こーだ、と。
世界一、バンスリ作りに詳しい先生から教わりながら、好き勝手にリクエストし放題。
とても贅沢過ぎます！！！
そんな新しいバンスリが完成するまで、大きいバンスリのサイズに指が慣れるために、1本のバンスリをお借りしています。
息子さんが結婚記念に奥さんに贈ったバンスリです。。。
確かに私のお気に入りですが。。。
奥さんの旅行中に、本人言わずに無断でガッツリ使わせて頂いててちょっと罪悪感
でも、日に日に手にフィットして、今では自分のバンスリのように馴染んています(´･_･`)
ヤバイな…。
愛着が湧いてくる