さて、大雨の下関でクジラやフクの寿司
を堪能した後は、福岡に戻って来まして
夜の酒宴となりました。
年に2回しか市場に出ないということで
希少と言われる赤霧島をロックで浴びて
ベロンベロンになってホテルのベッドに
インしまして、翌日は案の定の二日酔い
でございました
一晩明けた福岡は雨はあがりましたが、
高速道路は通行止めとなり、佐賀県内へ
向かおうとしていた私たちは、止むなく
下道から向かうことになりました。
前日から降り続いた雨は佐賀県内で猛威
を振い、各所で増水し田畑は水びだしに
なっておりました。
そんな中、たどり着いたのは呼子。
九州の物産展に行きますとよく見かける
いかしゅうまいが名物の港町です。
ここ呼子でいかしゅうまいの元祖を謳う
お店が何軒かありますが、恐らく知名度
で言えばこちらがイチバンではないかと
思います。
海中魚処 萬坊さんにやって来ました。
サザエさんの主題歌の中で紹介される、
呼子大橋のたもとにあります。
その名の通り、桟橋から生簀のある島に
渡りお店に入るという、日本で初めての
海中レストランなのだそうです。
桟橋を渡るとすぐフロントがあり人数を
伝えると、階段を降りてまさに海の中に
あるお座敷に通されました。
もちろん、お願いしたのはいかコース。
呼子のいかをフルコースでいただきます。
まず、出てきたのは小鉢。
もずく酢であります。
普段見るもずくに比べてスリムなもずく
でありまして、酢もあまり強くなく肴に
一杯やりたくなってしまい、運転手役を
のぞいてビールで一杯となりました
お土産用のもずく酢があれば欲しかった
ですね。
程なく、いか活き造りの登場です。
新鮮な透け透けのイカさんは、足が少し
動いていまして、必死の抵抗を試みるの
でありますが…。
新鮮なイカさんは柔らかく、お口の中に
甘みが広がります。
卓上の刺身醤油は完全なる九州仕様で、
他の地域の刺身醤油と比べて、数段甘い
ので、さらに甘くなりました。
まぁ、伊豆の漁師仕様よろしくわさびを
かなり溶かして後からいただきました。
ご飯と漬物も出て来ました。
ご飯のおかわりは1杯は無料とのこと。
汁物は淡いお味で、箸洗い程度のもの。
なぜかクコの実が入っていました。
しばらく経ちますと、お姉さんがゲソや
エンペラの残ったお皿を下げに来ました。
残ったゲソなどは、天ぷらにして出して
くれるとのことで、楽しみに待つとしま
しょう。
そして、元祖いかしゅうまいの登場。
誕生秘話は店の数だけ諸説ありますが、
呼子のいかしゅうまいは皮で包んである
のではなく、イカの団子を細かく刻んだ
しゅうまいの皮にまぶしてあるのが特徴
でありまして、蒸すとまぶした皮が花の
ように開き、華やかな感じになります。
なんか、物産展の試食でいただきますと
ボソボソとしたような感じがすることが
多いのですが、さすがに蒸したてのいか
しゅうまいではそのようなことがなく、
とてもおいしくいただきました。
そして、先ほどのゲソが天ぷらとなって
帰ってきました。
揚げたてアツアツ、身もまた柔らかくて
おいしくいただきました。
油も疲れておらず、最初から最後まで
おいしいフルコースでありました。
ごちそうさまでした。
また、ぜひとも伺いたいと思います。
お店のHPとお店を紹介しているサイトです。
海中魚処 萬坊
佐賀県唐津市呼子町殿ノ浦1946-1
0955-82-5333
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