「大山現代の美術館」


 八月になれば紅芦(べにあし)の軸が赤く染まってきます。


 このオブジェは足立直子さんの作です。 

 藤田昭子さんと作品を作り始めた頃、足立直子さんもオブジェを作り始め、「相原さんこれどうですか」と持って来られます。

春先に紅芦を植え込みます。


 当初はびっしり生えているのですが展示をする時期に合わせておろ抜きを始めます。


 ちょうど良さそうな時に一本一本軸を古い皮をむき陽に当たるようにしますと軸がご覧のように紅に染まります。


 展示をしている時に「茶会の結界に使いたいので貸してほしい」と言う人が有りました。

 茶席の亭主と客との間に置けばなるほど結界になります。




 藤田昭子さんと松本昌樹さん、また奥さんの足立直子さんとだんだん作家が増えてきました。