
◯仁王門苔滑らかにだんだんと
秀樹
ここ山際の所には寺社が多い。大山の東面には日向薬師がある。
奈良天平年間の行基が開基。鎌倉の北条政子が参詣、発願したと伝えられる。
今は寂れているという言い方が相応しいのか分からない。でもそれが私の好きなところだ。仁王門をくぐると苔の絨毯である。
一般の参詣人は裏の山の方入り口から入り直ぐ本堂だから私の知る参道の事は知らない。だから私が好きな理由になる。以前、私の中学校の歴史の先生がいて参拝の人にボランティアで案内をしていた事がある。そのくらい実は由緒がある。