◯布団掛け子らの思ひや年重ね
          秀樹

昨夜は急に寒くなり毛布の上に布団を一枚掛けました。

私が子供の頃覚えている光景ですが、隣の家がボヤ騒ぎがあり私は外の道路に寝かされていました。

星が見えました。
掛けられた布団はあたたかいのに足に何かがぶつかっていました。

それが冷たい餅のように思いました。

あちこちで大人たちの大きな声がしました。
子供の頃のはじめての記憶でした。

2才か3才だったのでしようか。

冬になると必ず思い起こします。

年を取りますと自分の健康も、また離れて住む子らのこと思います。

※写真は借り物です。