「私の好きな茶碗」

安南(あんなん)の茶碗

安南は今のベトナムの上部に当たります

昨年の10月に松鈴庵で行われた「重陽の節句茶会」
私が亭主のお席です
ご次客にベトナムの青年が座れられました

私はお次客の茶碗を急遽差し替えました
安南の茶碗に

たいそう喜ばれました
「私の滞在中に故郷のベトナムの茶碗でお茶が飲めるなんて
生涯この経験は忘れることは出来ません」

青年はベトナムに帰ってから茶道の指導者を目指しているのだと言われました