○歳かさね 離散集合 去年今年 
          秀

(としかさね りさんしゅうごう こぞことし)

ある歳の暮
高浜虚子の句が鎌倉駅に掛けられていた
通りかかった川端康成はそれを見て背中に電流が走ったように驚いた

○去年今年 貫く棒の 如きもの
         虚子

ゆく年も迎える年も
ただ一日越えるだけのもの
たった一日を太い棒に繋がったものだよと

年の暮れには色々なことがあった
個人的な別れ
同好の会を退出
体調が悪くなり辞めざるをえないものもある

また新しい出会いがきっと有るさ

※虚子の句と私の句を並べた奢りを許されたし