○狼藉か 夜来の風雨 階前の   白き一輪 やはりかのひと 秀

ろうぜきか やらいのふうう  かいぜんの しろきいちりん やはりかのひと

夜中に風も雨も降ったらしい
庭におりる階段に花や葉が散っている
白い椿が一輪落ちていた
あの人が来たのだろうか

本歌(もと歌)は漢詩から
「偶成<朱熹>
少年老い易く 学成り難し
一寸の光陰 軽んず可からず
未だ覚めず池塘 春草の夢
階前の梧葉 已に秋声」

または
「春暁(しゅんぎょう) 孟浩然」

※写真は借り物です