和歌山市東高松に能の喜多流の松井彬先生がいられて
ある時一緒に根来寺に行きました
寺のわきに土蔵がいくつか有って先生が言われました
「相原さん見てください 能面がこんな状態ですよ」
雨に濡れていました
土蔵は穴があき風雨にさらされていました
能を入れる箪笥には一杯の能面が有りました
50年も前の事でした
今では考えられませんね
その頃近くの和歌浦天満宮によく遊びに行きました
当時は文化庁の技術者が入ってまして
朱塗りの事など教えてもらいました
ある時奈良吉野の山中の神社に仕事に行かれると聞き一緒について行きました
何泊かしました
やはり吉野は素晴らしいです
歴史が違うなと思いました
今 根来塗りの茶道具を使っています
日本の伝統工芸は素晴らしいですね
※写真は和歌浦天満宮です
