
○棚さがし鯛の煮凝り舌の上 秀
○羽釜炊き煮凝りを出す鬼やらい 秀
○煎り豆を買いに行く妻南南東 秀
※今年の恵方巻は南南東を向くのらしい
○親心いぬ子の部屋にも福はうち 秀
○煮こごりや見て十二歳は首かしげ 秀
思い出したことがありました
煮凝り(にこごり)はご馳走でしたね
茶の間の奥に有る戸棚を開けると魚の煮こごりが仕舞ってある場所がありました
電気冷蔵庫が無かった時代でしょう
舌に乗せるとすっと溶けます
鯛の目玉と周りのプリプリは大事に取っておき
最後にはご飯に乗せるのは父でした
さらに骨に湯をかけて飲んでいました
今 そんな事する人はいないですね
羨ましかったです
美味しそうでした
※写真は借り物です