このブログは、「声のプロフェッショナル」として私の声の旅を綴っていくことを目的としています。

初めましての方は、初回の自己紹介投稿をお読みください。

 

そして2020年2月より、「声の出し方」、「声トラブルからの回復の仕方」をホリスティック(注)な観点から学ぶ、アメリカ人ボイスコーチElissa Weinzimmer(エリッサ・ワインジマー)さんの6ヶ月間に渡るトレーニングコース“Relese Your Voice”を受講しています。

 

(注)holistic「ホリスティック」とは、様々な体の局部的なトラブルは、体全体とつながっていると考える考え方です。下記のリンクは、ホリスティックという言葉を分かりやすく説明していると思います。

http://www.holistic-medicine.or.jp/holistic/

 

「ボイストレーニング」シリーズでは、このトレーニングで学んでいることを私の言葉・解釈を通じてシェアしていきたいと思っています。

 

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今日は「Resonance(反響)」についてお話したいと思います。

 

Photo by Manuel Nägeli on Unsplash

 

以前、「声が出る仕組み」で声を構成する3つの要素についてお話しました。

その3つ目が、「Resonance(反響)」です。

 

手っ取り早く言ってしまうと、息が声帯通り、声帯が振動することで「音」が出ます。

その「音」が私たちの体の中の反響版にあちこち当たって響き渡り、私たちの「声」となって出てくるのです。

 

私たちの体の中の反響板とはつまり、下の図でいう咽頭、下咽頭、中咽頭、上咽頭、鼻腔、口腔などの壁のことですね。

 

音が体内で反響している様子をイメージ図として表現すると下のようになります。

 

 

反響は、声や音のボリュームに大きく関係しています。

 

声がよく響くほど、楽に、気持ちよく出すことが出来ます。

 

楽に、気持ち良く出すことが出来るということは、

 

喉周りや首回りで頑張らなくても声が出る😊

 

ということです。

 

カラオケで、マイクの音量を上げたり、ちょっとエコーを強めにかけたりすると、自分の声が良く聞こえて、より気持ちよく歌えたという経験はありませんか?

 

これは、テクノロジーの力を使って声の反響を高めた例ですね。

 

あとは、お風呂場!!🛀

 

お風呂に入ってる時は、どうして気持ち良く歌えるのか!

 

お風呂に入って歌う時の自分の声は、とても良く聞こえる

 

からなのです!

 

第一に、お風呂場に声が反響しますよね。

さらに、大抵の場合、お風呂場で鼻歌を歌う時って1人・・・

他に誰もいない、物音がしない、さらに、良く響く空間ですから、自分の声がとても良く聞こえるわけです。

 

✋では、反対に・・・

 

歌っている時や話している時に、自分の声が良く聞こえないとどうなるか・・・。

 

もっと声を大きく出そうとします。

 

そうすると・・・

 

頑張っちゃいます!😤

 

で、この頑張る時に、下腹部の大きな筋肉を正しく使えれば別ですが

どうしても、胸まわり、首回り、喉周りの筋肉で頑張っちゃいます。😭

 

結果、声トラブルに繋がってしまう😭😭😭

 

わけです。

 

 

つまり、

 

声トラブルを回避するためには「声がちゃんと響くこと!」がとても大事

 

なのです。

 

 

ここで、もう一度先ほどの図を見てみましょう。

 

 

私たちの声が最も大きく、たくさん反響する空間はどこでしょうか?

そう、鼻腔ですね。

 

🔹この鼻腔にたくさん空間が生まれるようにすること

🔹この鼻腔が健康な状態であること

 

が、声の反響をしっかり保つために大切なことです。

 

具体的には・・・

 

1.アレルギー系の疾患は、放っておかない!

 

花粉症やアレルギー鼻炎などで鼻が詰まると、鼻腔が完全にブロックされてしまうので、声が響きません。結果、声の出が悪くなります。

 

声の出が悪い状態で声を出す状況が続くと、喉の疾患や声トラブルに繋がっていきます

 

アレルギー疾患は日頃から病院で薬をもらい、症状がひどくならないように自己管理することがとても大切です。

 

 

2. 鼻洗い👃

 

鼻腔には、たくさん痰が詰まってます。

人間の体から痰が出るのにはきちんと理由あり、ありがたいものではあるのですが(このお話はまたの機会に❤️声を良く鼻腔に響かせる時には邪魔者😅です。

 

なので、鼻洗いがお勧め!😊

 

私は水道水をコップに入れたあと塩(ひとつまみくらい)を少し入れて、

生理食塩水っぽいものを作ってます。(かなりテキトー!笑)

 

痰はもともとネバネバして鼻腔や喉の粘膜にくっついています。

なぜなら、それが痰の役割だからです。

痰が簡単に取れてしまっては、実は困るのです。

(くどいようですが、痰についてはまたの機会にお話しますね!)

 

なので、実はあまり簡単に取れないのです。

 

耳鼻咽喉科の先生は、鼻近辺の手術の前に痰を取り除きたいときは、

生理用食塩水をそこに入れて、小さな掃除機のようなものでジューっと吸い取ります。

 

それで、綺麗に痰が取れるそうです。

 

なので、鼻洗いするときは食塩水がお勧めですよ❤️

 

 

注✋!鼻や鼻腔、上咽頭などに基本疾患があり病院に通っている方は、担当医師にちゃんと確認してから行ってください!!

 

 

自分の中の反響盤を健康的に管理することは、

 

声を健康を長期的に保つことに深く関係

 

しています。

 

ケアをぜひ怠らないようにしましょうね😊❤️

 

 

お読みいただき、ありがとうございました。

大切なあなたの声が、今日も健康でありますように🍀

 

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Journey of my Voice ー私の声の旅ーについて

 

声のプロフェッショナル」として自身が経験した「声の旅」をブログで綴っています。講師でも、シンガーでも、「声」が自分を表現する大切なツールであれば、誰でも「声のプロフェッショナル」です。


私が身を持って体験した声のトラブルとその後を読んでいただき、声のことで悩んでいる1人でも多くの方の励ましになればと願っています。