仔猫を見ると | 猫と人について問題提起するブログ

猫と人について問題提起するブログ

猫によるトラブルや愛護活動、それらを取り巻く人間の言動などについて、私が日頃から持っている疑問や考えを述べていこうと思います。
タイトルの通り批判的な内容が多くなりますが、みなさんの猫に対する考え方に少しでも影響を与えられれば幸いです。

街中で新しい仔猫を見かけると、複雑な気分になります。

 

 


先日、職場の近くを歩いていた時に・・・見かけてしまいました。

 

 


場所は職場の最寄り駅の駐輪場。

通勤時、職場へとショートカットするために横切るんですが、その片隅にふと目をやると、小さな毛玉がもそもそと・・・・・・

 

5匹の仔猫が駐輪場の隅に固まっていました。

恐らく生後一週間程度の兄弟。母猫もそばにいました。

本当に生まれたてのヨチヨチ歩きです。

目脂があり、お世辞にも清潔な状態とは言えません。

 



その駐輪場には、毎日置き餌がされています。
近所のおばさんがやっているようです。
少なくとも数年は置き餌を続けているようで、新顔の野良猫が現れることもよくあります。
しかし、こんなに小さな仔猫を見かけたのは初めてです。

 

 


何だかやるせないです。
こうやって野良猫を産み放題の環境にして、何の疑問も抱かないのか?と。

 



どうやら問題なのはこの餌やりおばさんだけではなく、周辺の地域性も関係しているようで。
地域住民の皆さん、人間が野良猫の面倒を見るべきだと思っているようで、それは未だしも実際にやることは餌やりだけです。

地域猫とか去勢避妊という概念すら頭に無さそうです。食べた後にどこでトイレするのかも知らないでしょうね。

この駐輪場だけでなく、近くの飲食店では、決まった時間に店の前で待ち構える沢山の野良猫に餌をやる店主もいます。
あの様子では毎日餌付けしているのでしょう。

また、飼い猫を去勢避妊もせず放し飼いしているようなバカ飼い主もいます。首輪つきだけど耳カットが確認できません。
その子たちも気づいたら……一回り小さく、似たような柄の新顔猫が増えてたりします。

 

 



要するに昔ながらの猫愛護地域です。かつて野良猫を大量発生させた悪習が根強く残っているというべきか。昔から住んでいるようなお宅ほどその傾向にあるようです。



糞尿とか夜中の鳴き声とか大丈夫なのかな?
自宅近所ではないので私の生活には影響ありませんが、最近建てられたマンションの駐車場にはマンション敷地内では野良猫に餌をやらないでください!」という張り紙もありますので、地域全体で受け入れられているとも言い切れません。


目の前の野良猫をに餌やりだけ繰り返す人たちって、ただ野良猫が可哀想だからという一心でやっているのだと思いますが、あまり深く考えず、なんとなく良い事をしている気分になっているだけだと思います。

可哀想だから(と思っているので)餌はやる、だけどトイレはどこでするか知らない。繁殖しちゃうのは野良の動物だから当たり前。そして仔猫を見つけようものなら可哀想!守らなきゃ!と同じ行為を繰り返す・・・・・・その可哀想な仔猫を生ませてしまう因果関係も考えずに

 

あとは野良猫が半分ペットのように懐いてくれるのが可愛いのでしょう。

余談ですが、野良猫は安全に餌が食えると思えばいくらでも媚びますからね。餌やりだけで自分のペットのように錯覚している人に言いたいですが、信頼とは違いますよ。

とにかく表面的には美味しいことばかりですよね。他所の地域とは言え、ため息が出ます。

 

 

 



良い機会なので、ここでもう一つ書きたいことがあります

私のように餌やりに苦言を呈したり、私以外にも誰かが猫に好意的でない意見を言ったりすると、人間的に非難されることがしばしばあります。
子供の頃に碌な教育を受けていないだとか、愛情を受けずに思いやりを持たないまま育ってしまっただとか、動物を大切にするように教えられなかっただとか、大体その辺り。

そして極めつけは「あなたは自分の子供に野良猫を見捨てるように教えるのですか!」という質問。

 

 


私も今はこんな風ですが、恥ずかしながら子供の頃は野良猫に餌をやってしまったこともあります。

野良猫は町の風景の一部だと思ってました。

親からも別段野良猫に冷たくするように教えられたこともありません。

庭に来る野良猫だけは糞をするので追い払いましたが、傷つけるようなことは決してしなかったし、糞の原因として餌やりが悪いとも言われませんでした。

元実家の玄関前に突然3匹の仔猫が現れて、家族でミルクをやったりしていたこともあります。

(今思えば、猫に人間用の牛乳なんてよくなかったですが^^;)

 

 

 

つまり何が言いたいかというと、

子供の頃にそういう経験をしていても、今となっては偏った愛護思想には賛同できないということです。

 

 

 

 

そしてもう一つ言いたいこと。

子供の内は普通に動物を可愛がること、大切にすることを教えれば良いと思います。

野良猫の近所への影響など、シビアな問題については大人になって(ある程度の年齢になって)考えればいいんじゃないかと。

私個人としては、むしろ子供のうちに野良猫を可愛がっていた経験もあることで、大人になった今はその裏にある問題にも、ある程度思慮を巡らせることができているのではないかと思います

 

 

野良猫の糞尿が家庭菜園やガーデニングなどの趣味を妨害すること、魚や鳥のペットにも被害があること、車などの所有物の損傷が割と洒落にならないことなど・・・大人になってから知ったことが大半です。

こういう問題を挙げるとそれぐらいのことで文句言うな!という人が必ず現れます。

また、今回たまたま仔猫を見かけたことで、かつての自分と今の自分では受け止め方が全く違うことにも気づきました。

それでも中には、仔猫を見かけたら可愛い~or可哀想!と思うだけで、餌だけやってしまう大人もいます。

そういう人たちは、子供の頃から成長していないのでは?と私は思うのです。

 

 

 

 

最後に毒を吐いてしまいましたが、仔猫を街中で見かけるという出来事は私にとってなかなかのインパクトでした。

5匹の兄弟たちはこれからどうなるのか・・・・・・

餌だけは近所のおばさんが勝手に置いてくれますが、本当にこのままでいいのか・・・・・・

と言っても自分の近所ではないので口出しする気も起きないのですが。

 

 

 

 

長文にお付き合いいただきありがとうございました。

最近は人の記事や動画を引用してばかりだったので、久々に自分の身の回りの出来事と経験を以て記事を作れてよかったです。

もしよろしければ、ご意見ご感想などを頂けると嬉しいです。

コメントしづらい方はメッセージでもお待ちしております。