こんにちは。
今回は動画の紹介です。
動画リンク
猫の殺処分問題の根底にいる無責任飼い主「アニマルホーダー」
https://www.youtube.com/watch?v=t8t8fXptZT0
紹介した動画は、猫の多頭飼育崩壊について触れられています。
多頭飼育崩壊とは、ペットが増えすぎて十分な世話ができなくなり、結果として劣悪な飼育環境を招いてしまうこと。
4人家族の一軒家に、住んでいる猫は約50匹。
飼い主の女性が猫を飼い始めたのはおよそ10年前のこと。
知人からつがいで猫を貰うが、それ以降は猫が子供を産むままに放置していたらしく・・・・・・
部屋中の壁はボロボロで、キッチンの引き出しなども猫の住処となり、其処ら中に尿の跡、突き刺さるようなアンモニア臭が漂っている状況です。
もっと早く去勢避妊手術をしようとは?という質問に対して、
女性は「手術の費用が追いつかなくなってどうすることもできない」。
そして女性の娘さんは凄惨な現場を目の当たりにしていたらしく、
「子猫が何匹も生まれて、その内の何匹かが食べられる瞬間だとか、首のない状態の猫がそこら辺に転がってたりして・・・」。
この猫屋敷と化した家に住んでいた猫、計46匹が今回保護された。
ほとんどの猫が栄養失調で、中には骨が折れている猫もいた。
動画の前半はこのように実際に頭飼育崩壊を起こしてしまった家庭の様子が映されており、
後半では多頭飼育崩壊を引き起こす要因とされるアニマルホーダーについて説明されています。
アニマルホーダーはいくつかのタイプに分けられるといいます。
日本に多く見られるのは動物救助型。
殺処分に過剰に反応したり、動物を救うことが自分の指名だと思い込むのだとか。
他には搾取者型と言って、動物への愛情がないにも関わらず衝動買いのように動物を収集するタイプ。
またはシニア型と言って、元々は世話ができていたが年齢を重ねるうちに貧困・孤独などから世話が行き届かなくなるタイプ。
特に最初の2つ、動物救助型と搾取者型では飼い主が精神疾患に罹っている場合があるため、カウンセリングなどのフォローが必要だといいます。
動画の終盤では、東京で発表された殺処分ゼロの裏側についても触れていますね。
一部の自治体では、保健所で動物を引き取らなかったりとか、一度保護しても里親募集を行う団体に引き渡すことが多く、民間へのしわ寄せが大きくなっているといいます。
殺処分ゼロの公約の一方で、動物を保護した後の体制がおいついていないのが現状のようです。
さて、一通り動画の内容を説明しましたが、
私はこれら一連の問題の根本は殺処分への過剰な反応・動物を救うことへの過剰な使命感にあるのではないかと思います。
殺処分が必ずしも正しいと言いたいわけではありません。動物を救う活動を否定しているのでもありません。
ただ、水面下にどのような現状や問題があるのかに関わらず、殺処分を悪徳行為として無条件にやめさせようとする流れが、動画終盤で述べられたような保護した後の問題、民間へのしわ寄せに繋がっているように考えられます。
地域猫活動のように蛇口をしめようとする活動と逆の現象が起きているのではないでしょうか。
難しいなー・・・・・・動物問題は入口と出口だけ防げばいいわけじゃないもんね。
皆さんはどう思いますか?
私も簡単に意見しただけですので、何か思うことがあれば是非コメントやメッセージを頂きたいと思いますm(_ _)m