個性派学習塾 愛岐ゼミより

個性派学習塾 愛岐ゼミより

岐阜市 犬山市 岩倉市 の学習塾「愛岐ゼミ」、名古屋市 の学習塾「エフィカ藤が丘教室」を運営しています。
少人数指導・個別指導の学習塾・進学塾です。
塾の経営や指導で感じたことを率直に書いていきたいと思います。

組分け「A」を抜ける方法はあるのか。

そもそもまずは

成果が出ていないように見えるが

頑張っていることを認めこと

から始めるしかないですが、

それでは解決になりません。

現実的にそこを抜け出す方法

(=成績アップ)について、

私の考えを書いてみたいと思います。

 

「A」を抜け出す方法は2つ

成績アップか。逃げるか。

成績アップできるためには

2つの要件が必要です。

計算、漢字、正確な書き写し

という基本的な技術が整うこと

1週間の学習計画が

きちんと達成されること

この2つです。

これを毎週の学習と並行して

整えていくのは

かなりたいへんです。

そのため、現実的には

予習シリーズの学習を

少し「間引く」必要があります。

そして、

だんだんと余裕が出てきて

学習時間が短縮できるようになり

予習シリーズの学習範囲が

広がってきたら、

成績アップの兆しです。

 

「A」の子の学習で

学習内容を減らして

ついていこうと思うなら

以下のような学習をお勧めします。

もちろん4科目ともではなく

苦手科目だけでも

このようにすれば楽でしょう。

 

算数

計算(補助あり)

予習シリーズ例題類題(難関校対策除く)

演習問題集(トレーニング・反復基本)

※基礎トレーニングを使うのも可

 

国語

漢字とことば

予習シリーズ

基本問題+語句調べ

演習問題集

記述は内容が近ければ〇

しかし、模範解答は書き写す。

記述問題が難しい場合には

模範解答を書写する、

模範解答を参考に

自分の言葉で書いてみる

という学習でもよい。

可能なら

発展問題も一読してほしい。

 

理科・社会

予習シリーズを見ながら

演習問題集「まとめてみよう」

そのあと要点チェック

演習問題集の練習問題を

予習シリーズを調べながら解く。

(他の参考書を使ってもいい)

予習シリーズを見ないで

もう1回解きなおす。

※結果を問わない

 

このような勉強も

5年の下半期には

ついていけなくなる可能性があります。

その場合には

さすがに教材を変えた方がよいと思います。

また、春休み夏休み冬休みに

きちんと計画をたてて補わないと

学習が薄いだけになります。

できるレベルでの演習量アップは

どうしても必要です。

 

そして

もうひとつの有力な戦略とは

「逃げる」方法です。

カリキュラムに縛られない

マイペースの学習計画に

「逃げる」ことは

生き延びるための作戦です。

学習は継続が一番です。

無理して潰れるくらいなら

できることを続ける方が絶対よい。

むしろ、続けた子の方が

最後はうまくいくのです。

残念ながら、

多くの方はそう考えません。

当初の目的が果たせないなら

やっても無駄だと考えるのです。

むしろ続けるべきなのは

成績が悪い子の方なのに。

中学受験の世界で

偏差値40くらいでも

学習のベースができれば

高校受験で報われます。

勉強が苦手な子でも

偏差値40であれば

到達可能かもしれません。

 

偏差値40あたりの子にとって

現実的な目標校は

偏差値35~45の学校です。

であれば、予習シリーズは

4年上から5年上まで徹底して

それより先は得意科目のみ続ける。

または別教材で補えばよい。

(社会は6年上まで取り組みたい)

そういう計画ならば

カリキュラムには

ついていけるまで頑張って

ついていけなくなったら

半年~1年前に戻って

じっくりと取り組みなおす

ということで

十分入試に間に合います。

それで中学受験ができなくても

高校受験に向けて

しっかりとした基礎ができます。

 

勉強が苦手なここそ、

労力と費用をかけて

早めから取り組むべきですが

成果が見えにくいことには

お金は出したくないものです。

塾としても(講師たちも)内心では

成績が悪い子はいない方がいい。

アルバイト講師に任せたりして

手厚い指導はしたくないものです。

経営者としても

講師たちのストレスは避けたい。

ありがたいことに、

私たちの学生講師は人柄がよく、

熱心に指導してくれます。

そして手がかかる子ほど

私自身が指導時間をかけています。

そうやって苦労して

どこかで結果が出ると

とてもうれしいのです。

しかし当の本人や保護者様は

なかなか成果が出なかったことを

不満に思う方が多いので

私たちはいつも傷ついています。

しかし、

確実に多くのお子様たちの

「人生を変える」仕事をしています。

 

東海地区の中学受験では

予習シリーズに取り組むのは

上位校志向です。

東海、南山女子部、滝か

それ以上を目指し

名古屋、愛知淑徳、南山男子部は

確実に合格したい

というマインドのカリキュラムです。

実際に6校以上の合格は

四谷大塚カリキュラムをこなせば

高い確率で可能です。

Y50以上を押さえ、

Y60以上を目指す教材のなのです。

 

中学受験は

お子様に合わせて学習ものではなく

お子様自身が

目標に合わせて成長していく

という性質のものです。

まずはこの点を踏まえた上で

一旦はお子様に合わせることも

必要な場面が多いのです。

中学受験指導には

豊富な経験が必要ですし

そうでなければ

お子様の状況への理解力と

センスが必要です。

高度な知能戦です。

愛岐ゼミは四谷大塚NET加盟塾です。

四谷大塚の週テストに参加しています。

 

四谷大塚の組分けテストで

Aコースになったら、

多くの皆様は学習を「再検討」されるでしょう。

中学受験からの離脱も

考えられるかもしれません。

中学受験の目的が

○○中学への合格であって

それを達成できなければ

学習をしている意味がない

とお考えでしたら

そういう結論になるでしょう。

しかし、

同じ学習をしているのに

AからSまでの差があるのは

なぜでしょうか。

同じ学習をしているのに

定着する子とそうでない子がいる。

その差はいつ埋めるのでしょうか。

また、

地方のトップ校は

CかBで狙える学校ばかりですから

Sの子なんて稀ですし

Bでも十分優秀です。

時々Bに入るくらいでも

中学受験を回避して

高校受験まで頑張れば

地域の上位校に合格できる

というレベルなのですから、

早急に結論を出す必要はない

と私は思うのです。

 

Aコースの子が組分けで

クラスアップを果たすのは

実はとても難しいことです。

それは

日頃の週テストのレベルよりも

組分けテストの問題レベルが

一段上であるため、

日頃の学習の延長では足りない。

さらに範囲も広い総合回で

ワンランク上の学習をするのが

不可能だからです。

理解できる範囲に絞った学習で

その定着を図っている段階では

クラスアップは無理です。

まずは成績アップを考えないで

わが子に向き合って

お子様基準での「学力アップ」に

日々取り組むべきなのです。

とにかく

できることを増やしていくことが

今できることだと思います。

 

身の丈にあった学習を続ければ

いつかは毎週の学習が楽になり

それから負荷を上げれば

自然にクラスアップはできます。

同じ学習を楽にこなしている

という感触が成績アップの兆しです。

また、長期の休みで積み上げるとか

半年戻って学び直すとか

そのことで「兆し」を引きだせる

可能性もあります。

教材の使い方にも

いろいろと戦略はあります。

まだ学習の土台がないのですから

それをつくることが

中学高校の学習を有利にするのです。

次の記事で書きますが

組分けテストで「B」コースに入れば

いろいろな可能性が出てきて

「学習する意味」がもっと出てきます。

Bに入ることを目指すという目標は

決して悪くない目標です。

 

子どもですから

まだ磨けば光ることがたくさんあります。

そのお子様のキャパを広げることは

まだまだ可能です。

残念ながら

現状では学力アップの軌道にのっていない

というのが「A」の子の状況ですから

じっくりと積み上げる気持ちが

何よりも必要です。

それで頑張り切れたら

きっとどこかで報われます。

私はそういう事例をたくさん知っています。

 

試されているのは

お子様よりも保護者様だと思います。

愛岐ゼミは四谷大塚NET加盟塾です。

四谷大塚の週テスト・組分けテストに

参加しております。

今回の組分けテストは

愛岐ゼミ生は大健闘でした。

良いスタートが切れましたので

春休みに整えて、

この流れを継続したいと思います。

 

さて、

中学受験の学習に慣れてくると

ひとつのテストの結果を

次につなげることができるよう

取り組みとか

気持ちの持ちようとか

だんだんと落ち着いてきます。

しかし、

中学受験初心者の頃には

組分けテストの結果で

大きく心が動くことがあります。

実際に

愛岐ゼミのお子様たちの結果でも

私が「良かった」と思っているのに

ご家庭では絶望していたりして

突然の退塾なんてこともあります。

この記事の読者の方は

よく理解されていると思うのですが

小規模塾をあえて選ばれた方が

愛岐ゼミの以外の塾に通って

良いことはあるでしょうか。

 

最近の若い方は

インパクトのある言説に

影響を受けやすいのですが、

言うほど悪くはなく

言うほど良くもない

というのが人生です。

そんなに衝撃的なことは

そうそう転がっていないものです。

 

さて

組分けテストの結果の評価について

少々書きたいと思います。

今回は組分けで「B」だったときの

今後の取り組みについて

考えてみたいと思います。

四谷大塚の「B」コースは

概ね偏差値46~56ですから

偏差値60あたりの上位校も

これからの取り組み次第では

狙うことができる位置です。

しかし逆に

この位置を維持することが

精一杯という子にとっては

毎回のテストに

大きなプレッシャーを

感じていることでしょう。

また、

保護者様の中では

「成果がある」という基準を

偏差値60以上に置く方も多く

常に成績に不満を持ちやすい

という位置が「B」なのです。

 

やや苦しいお子様が

この位置を維持するためには

できる問題とできない問題の

仕分けをして、

取るべき問題だけを押さえる。

学習を広げずに

大事に問題をしっかり定着させる

という戦略を取りがちです。

もちろんそれは

ある意味では正しいと思います。

その裏付けとしては

Bの子とCの子との差は

前週の復習問題での正答率に

差があると言われているからです。

ですから、

そこを押さえればCが狙えるというのは

確かに正しいかもしれません。

しかし、

そこで私は思うのです。

復習をしているからCなのか。

同様に取り組んだ中で

定着できている子と

できていない子の差があって

結果として

復習問題が定着できているから

Cに入れるのではないか。

すでにBの子も

きちんと復習してる子が

多いのではないか。

相関関係を因果関係か

ここが問題なのです。

 

私の考えはこうです。

苦手科目は

ある程度的を絞って学習すべき。

しかし、それで狙えるのは

せいぜい偏差値50前後ですから

それ以上を期待しないで

日々の努力を認めてましょう。

得意科目で勝負しましょうと。

 

問題を絞って「B」にいることと

「C」を狙って学習を広げ、

実力アップを図る途上で

「B」に留まっている子とでは

偏差値は同じでも実力が違います。

今後伸びるのは

絞らないで学習した子です。

ただ、

基礎学力が固まっていない子が

応用に挑戦しても

知識が上滑りするだけで

長続きはしないのです。

あえて弱者の戦略をとって

定着までの時間が短縮できたら

そこでちょっと負荷を上げる

という取り組みでも良いと思います。

 

四谷大塚の組分けテストで

偏差値45以上であれば、

中学受験を回避したとしても

地方の公立の進学校に届く位置です。

中学受験ですべてを決めなくても

学習を「継続する力」は

この取り組みで必ず身につきます。

また、

大学受験に向けては

学校のレベル差や

学校内での実力差があっても

早めからコツコツと積み上げれば

その努力で十分成功できます。

私立中学受験は、

「才能の差」が多少影響します。

しかし、

中学高校での学習は

もっと努力が報われる世界です。

高望みして失望してはもったいない。

中学受験で結果が出なくても

その取り組みは

着実に地力を上げていますし

自分の実力以上の問題に取り組む

「開かれた」学習は日々、

お子様たちの可能性を広げています。

そしてもっと肝心なことは

この世界にいることで

自分より高いレベルの世界を知り

そこに身近な人が進学していく

という経験の中で

自分にもできるかもしれない

という気持ちになることです。

向上心とまではいかなくても

上の世界に対する違和感がない

というだけでも大きな違いです。

 

絞った学習も広げた学習も

それ自体は優劣はありません。

どの場面で

どういう目的で

その結果をどう受け止めるか

ということが適切であれば

必ず成果となる時が来るのです。

せっかく頑張ったのに

親が失望していては

お子様たちの意欲をそぎます。

どうか、広い視野で

見守っていただきたいと思います。

 

春休みが近づいてきました。

春期講習が終わりましたら

塾生の保護者様と

順次、個別懇談を行います。

入試の報告もしたいと思います。