自分の英語力を無視して難しいことをやっている人 | アメリカ産天然夫との国際結婚の日常。通訳翻訳者・英語コーチのエバンス愛のブログ

アメリカ産天然夫との国際結婚の日常。通訳翻訳者・英語コーチのエバンス愛のブログ

通訳、翻訳、英語教材制作、英語コミュニティ運営をしています。The Economist(英雑誌)をヒーヒー言いながら毎日読んでます。英語オーディオブック聞いてます。
高い英語力と大和魂を持って、日本の素晴らしさを海外に伝える人をたくさん育てるのが目標です!

最近、いろんな方からメールをいただいて、思うこと。



「ちゃんと基礎をやろうよ・・・ 笑い泣き




どの方も真剣に英語学習に取り組んでるのは間違いないです。


見ず知らずの私にメール相談を送るっていうだけで
相当な勇気とエネルギーがいると思うし、

(ありがとうございます)

いったい何を勉強すれば・・・という深い悩みを、
相談者さんのメールからひしひしと感じます。







で。

みなさんのお悩みは深くても、
私の答えはすっごくシンプルなんですね。



「自分の実力を無視して難しいことをやりすぎです」


あ、直接こんな失礼なお返事はしないですよ。
でも、メッセージとしてはこれに尽きるんですね。





まだ基礎ができていない状態なのに、

英字新聞を読んだり、瞬間英作文をしたり、
海外ドラマを字幕なしで見たり、通訳学校に行ったり。
滝汗





基礎をすっとばしてそんな難しいことやっても
しんどいばっかりで全然身につかないのに・・・笑い泣き




英字新聞や海外ドラマが単なる趣味で

英語力アップが二の次なのなら、もちろん構いません。

あなたが何をしようと、自由。


または、どうしても差し迫った事情があって
その訓練を応急処置的にやってるだけであれば、

それも仕方ないでしょう。



でも、


あなたが長期的に英語をマスターして
最終的には英語の上級者になりたい場合。

(何をもって「上級者」かという定義はここでは置いておきますが)


基礎は、絶対に、絶対に、避けては通れません。



ぐにゃぐにゃの土台の上に

無理して家を建てようとしても、ダメですよね?

 

それと同じことです。




私がここで言う基礎っていうのは、

「リスニング・単語・文法・発音」です。



これらがしっかりしていてはじめて

英字新聞を読むとか、CNNニュースを聞くとか、
瞬間英作文で英会話を鍛えるとか、
通訳翻訳のトレーニングをするとか


そういう勉強が効率よくできるわけです。




こう書くと、

「文法なんて学ばなくていいんだ!
 日本語の文法は知らなくても日本語はしゃべれるし、
 実践の中で自然と身につくものなんだから」



って言う人が、絶対にいるんですけどね~。チーン



「英語が話せるようになりたい!」と強く思う人にとっては、
文法の勉強をすることが直接英会話の上達に結びつくような
イメージがわかないのも、よく理解できます。


文法なんか勉強したって、

しゃべれるようにならないじゃん、と。




確かに、文法を勉強したから
すぐに話せるようになるかと言えば、そんなことはありません。

文法の知識はあるはずなのに、全然しゃべれない・・・
という人がたくさんいるのは事実。


私自身もかつてそうだったですしね。滝汗



でも、文法を全然勉強してないノンネイティブが
高いレベルの英語が操れるかというと、
非常に難しいと思います。

 

 

文法は、ある程度身につけてしまえば

あとはず〜〜〜っとあなたを助けてくれます。

 

 

文法って、

「英語を組み立てるルール」

ですから。

 

 

 

 

英単語は、いくら覚えてもキリがありませんし、

英会話も、上手になろうと思えばいくらでも上があります。

 

でも、文法は、高校生程度が身についてしまえば、

もう終わりです。

 

 

というか、ほとんどの人にとっては

高校生レベルすら必要なくて、

中学生レベルの文法が使いこなせれば十分。

 

 

文法に自信がない場合は、

数百円とかの市販の問題集でいいので、

やることをお勧めします。

 

同じ問題集を最低でも3周くらいやったらいいですよ。

 

 

 

 

 

 

とはいえ、

 

「文法なんてつまらないことをやってるから

 勉強のやる気が出ず、効率が悪くなって

 英語力がいつまでたっても伸びないんですよ・・・」

 

という反論もあって、

これについては私もそのとおりだと思います。

 

 

 

 

文法より先に身につけた方がいいのは、

単語でもなく、リスニングでもなく、発音でもなく・・・

 

続きは、メール講座に書きました。

 

 

独学で英語を身につけ、英語を武器に仕事ができるようになった秘密