いろいろあった2018年もとうとう師走に突入しました。12月最初の土曜日は30周年の節目を迎えた世界エイズデーでもあります。大阪市中央公会堂(大阪市中之島5丁目3-51)では午後1時から、第32回日本エイズ学会学術集会・総会(24日)と連動した一般公開HIV/エイズ特別イベントが開幕します。2日の日曜日まで、2日間の日程です。

 盛りだくさんのイベントが予定されています。プログラムは今学会公式サイトの第32回学会の公式サイトにも掲載されているのでご覧ください。学会最終日まで、大阪万博開催決定記念・・・ではないけれど、怒涛の4日間の幕開けです。

 

 2日目は学会初日とかぶります。どちらに行くか。どちらも行きたいよ。学会参加の皆さんにとっては、ちょっと切ないですね。中之島を東奔西走することになるかなあ。

 3階の展示会場では、メモリアルキルト&フォト展『Legends of AIDS Community - エイズ勃興期を駆け抜けた人々』2日間、開催しています。

 《エイズ出現から35年余り、適切な治療を受ければ、この病によって亡くなる例は稀となりました。しかし、エイズが勢力を増しつつあった絶望的な時代に闘ったレジェンド(故人)の足跡を忘れることは出来ません。そこには、とりわけ後世の視野に基づけば、不足や誤りも含まれていたかもしれませんが、私たちは一面的な評価とは離れ、ありのままの彼らを記憶に留めて行きたいと考えます》

 う~ん、これは行かねば、ということで開幕前の準備が整ったところで会場写真を撮らせていただくことにしました。

 こんなときに私ごとで恐縮ですが、レジェンドのおひとり広瀬泰久さんの写真の脇には、若き日の私もちょこっと登場しています。その縁でささやかな思い出の文章も載せていただきました。寄稿の動機は単に私が目立ちたいだけだったのですが、それはそれとして(一面的な評価とは離れていただいて)、あのころの、そして広瀬さんの記憶と雰囲気の一端でもお伝えすることができれば幸いです。