誰もが尊厳とプライドをもち 、自分らしく生きられる社会を ―スティグマ・差別・偏見にさらされながら、禁止法の壁に阻まれながらも、逆境に屈することなく闘い続ける活動家がいます。ひとりひとりの活動が、仲間とつながり、大きなうねりとなって 医療・福祉・社会を変え、「エイズ」を変えてきました。ブラジルやマレーシアを拠点に、世界で活躍してきた二人の活動家(José Araújo Lima FilhoKhartini Slamah)をお招きし、活動の軌跡を辿り、市民・当事者 運動と官民協働のありかた、国際社会の潮流について学びたいと思います。

冒頭には、UNAIDS事務局次長Gunilla Carlssonさんにもお話いただきます。

広く一般市民の方にご参加いただけるよう参加費無料で、同時通訳がつきます。チラシはコチラ( https://www.c-linkage.co.jp/aids32/subimg/1121.pdf )からダウンロードしてください。

      

日時:122日(日)14:00-16:0013:40受付開始)

会場: 大阪国際会議場12F 特別会議場

テーマ:医療・福祉・社会を変える当事者の「ちから」〜市民運動・官民協働のありかたを海外の事例に学ぶ〜 ※無料・同時通訳あり

 

講師の紹介

ジョゼ・アラウージョ・リマ・フィーリョさん(ブラジル)

NGOEPAH-Espaço de Prevenção e Atenção Humanizada」代表。サンパウロ市在住のブラジル人社会活動家。1985年に HIV陽性と診断され、HIV陽性者自身による相互支援・権利獲得運動の黎明期に参画。治療薬のなかった時代、エイズがまだ「死の病」とされた時代を生き抜き、当事者運動のリーダーとして世論や政策を力強く動かしてきた。19947月に横浜で開催された「世界エイズ会議」に参加して以来、全国各地で講演と対話を重ねてきたアラウージョさんに影響を受けた専門家・活動家は日本にも多い。

 

カルティニ・スラマ(マレーシア)

マレーシアを拠点に、国際社会を舞台に精力的に活動を続けている社会活動家。同性愛や「異性装」(出生時に割り当てられた性別に期待されるものとは異なるジェンダー表現を含む)が法的に禁止されている同国で、1980年代よりトランスジェンダー・セックスワーカーとして当事者運動を牽引。APTNAPNSWといった国際的なネットワーク組織の立ち上げにも関わるなど、国境を越えた当事者コミュニティの「顔」。30年にもおよぶ活動功績が讃えられ、201711月にはAPCOMHEROアワードなどが授与されました。