大阪エイズウィークスは、市民のエイズへの関心を高めて感染拡大を防ぐとともに、感染した人々も安心して暮らせる社会の実現を目指す週間です。
エイズの登場から30年以上が経ち、この間にエイズ発症を抑える薬の開発は飛躍的に進みました。今では、早期に治療を始めてきちんと服薬を続ければ、日常生活を支障なく送れるようになりました。しかし、エイズを発症して深刻な病状に至ってしまうケースもまだまだ多くあります。
エイズの話題がメディアで報道されることも次第に少なくなり、社会的な関心の低下の一方で、新たな感染者や患者の報告数は増えています。日本では、今も毎年1500人前後、新たにHIV(エイズの原因となるウィルス)に感染したことが分かった人が報告されています。その約3割はエイズが発症してから感染がわかった人たちです。大阪でも、2017年には、174人の報告がありました。そのうちエイズが発症してから感染が分かった人が50人でした。
毎年12月1日は世界エイズデーです。また今年は第32回日本エイズ学会学術集会・総会が12月2日(日)~4日(火)に大阪国際会議場で開催されます。これに合わせて12月1日(土)~2日(日)には世界エイズデー【一般公開HIV/エイズ啓発特別イベント】が大阪市中央公会堂で開催されます。
そこで、この前後11月~12月の期間を「大阪 エイズ ウィークス2018」として、エイズに関連する領域で活動する団体・グループ・個人が、自治体・企業・メディア等と連携しながら、気軽に参加できるものから深く学べるものまで様々なイベントや企画を実施します。
参加企画の詳細は、大阪エイズウィークスのサイトをご覧ください。