■2024年4月23日一般放棄犬の引き取り

【2024放棄-04 】トイプードル ♂ ナイト 

 推定 9 歳   体重4.7 キロ   

今回もセンターから紹介を受けたという一般の人からの相談でした。

 

中学生、高校生のお兄さん、お姉さんのいる一般の家庭犬の放棄になります。

 

直接の原因は、犬を飼ってはいけないアパートで9年間飼い続けて、近隣の人から苦情が来たので放棄、ということらしいです。

 

犬を放棄する人というのは、大抵は一人でいらっしゃって、さっさと犬を置いて帰る、というのが定説でした。

 

ところがこちらの家族は中学高校のお子さんが同行し、4人で犬を見送るという展開になり、少し面食らいました。

私「えっ!これまで皆で可愛がってきたの?放棄するってことはもう二度と会えないんだよ。平気なの?」

 

家族がいるのに放棄される犬は、愛情も薄く、見放されているものだと思っていました。

 

当会のルールでは、犬を放棄する人には二度とその子に振り返ってもらいたくない。犬が新しい幸せを掴んでもらうために、放棄者に後からその子を返してなど言われることのないよう、ここはしっかりと放棄の契約書を交わします。

 

でもそれを子供の前で行うか・・!

聞けばお母様もご病気をお持ちで、やむにやまれずというところで、いつものごとく、私はすっかり同情するところでした。

 

こうして放棄の儀式が終わり、犬は新たな生活を始めるために預かりのうめママさんの家へ。

 

ところがうめママさんの家で、このような報告がありました。

 

「 連絡遅くなってすみませんでした。
ナイトくんは昨日から出血ポタポタと下痢で滑り止めマット60枚以上洗濯機で3回。
頂いたバスタオルに直ぐにオシッコで洗濯おばさんでナイトくんと一緒にソファーで寝てしまいました😅」

 

 

足も片足を上げていることから外科の手術のできる大きな病院で、翌日早々に検査に行っていただきました。

そしてこちらは↓その後のうめママさんからの報告です。

 

「ナイトくんは膀胱炎でした。お薬で一週間程で治るそうです。

ただ膀胱の中に石ではないモヤモヤしたものが沢山あり炎症が無くならないとはっきりわからないそうです。

他には肝臓の数値が悪かったです。

胆汁の胆泥症、膀胱結石(ストロバイト)がありました。

足は膝や股関節は問題無いですがかかと辺りの写真の丸の中で骨が溶けていて骨折によるものなのかわからないそつですが手術が必要だそうです。

腫瘍の可能性が高い上痛みの原因になるので取った方が良いそうです。
それを病理検査して原因がわかります。

(取っても歩けるそうです。)
一週間後に膀胱の様子をみてから去勢と足の手術の日にちを決める事になりました。」

・・・・・・・

 

最近放棄犬が多く、最初はいつもやむにやまれない事情を聞き、その都度同情をしていた私。

 

でも、その後にその放棄犬を病院に連れて行ったときに、前言撤回となってしまいます。

 

やはり犬を放棄する人に同情なんかない。飼っていた人は、その子が痛い思いをしたり苦しんでいるときに見向きもしていない。

多くが自分のことしか考えていない飼い主だから、放棄して置いていけるのだ。

 

家族同然の子の痛みがわからない人に、人の痛みもわかるはずがない。

 

・・・・・・

 

ナイト君はようやく本当の幸せを見つけるための準備をしています。

 

うめママさんのブログはこちら
 

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