ここのところ一般の家庭からの放棄犬の相談を受けることが多いのですが、昨年12月に3度も相談を受け、昨年12月に以下の子達を引き取っています。
■2023年12月17日一般放棄犬の引き取り
【2023放棄-10】Mダックス♂レオ
推定6~7歳 体重5.4キロ
一人暮らしの元飼い主さんが亡くなって、従姉妹に当たる親戚の方が気にかけて、しばらくの間、ペットホテルへ預けていたそうです。その方は住宅がペットを飼える環境にないとのこと。ペットホテルに預けてくれるだけましだと思います。
しかしその後、費用はかさむばかりで新しい飼い主も見つけられず、相談を受けました。
亡くなった元飼い主さんは、良質のフードを与え、どうやらとても可愛がられていたように見て取れました。亡くなった方はそこまでご高齢の方ではなかったようです。
ですが単身でペットを飼うということは、こうして誰かに迷惑をかけることにならないよう、もしもの準備は欠かさないでいただきたいものです。
まめちこさん預り。
■2023年12月18日一般放棄犬の引き取り
【2023放棄-11】シーズー♂とわこ
推定13歳 体重3.8キロ
右側に乳腺腫瘍二カ所あり、手術予定。
相談があったのは、障害者福祉施設の方より。
この子を飼われていた障害のある飼い主さんは、すでに施設に入ってしまい、13歳まで一緒にいたこの子の面倒はとても見られる状態ではないとのこと。
こちら側の言い分としては、ここまでの年齢になる前に見切りをつけて犬を手放して欲しかった、そうすれば次の飼い主さんも探しやすく、犬だってもう少し若いうちに次の飼い主さんとできるだけ長く過ごさせてあげたかった。
(正直、平均寿命15歳の小型犬の13歳の子が、次の里親さんを見つけるのは、そう簡単ではありません)
そこのところ、介護に当たっていた方々からすれば、人間が中心であり、最後の最後まで
一緒に過ごしていた子をそばに置いてあげたいと思うのは仕方ないことのようです。
もう飼い主がずっとお世話もできない状態になっても、この子は一緒にいたようです。
それならそれで、面倒みていた人が引き取ってあげればいいのですが、そうはならなかったようです。
引き取りに当たってはノノミさんが対応と搬送。
新人のホッシーさんが、先日預かっていたボンちゃんをまゆつんさんに託して、とわちゃん預りにバトンタッチしました。
■2023年12月30日一般放棄犬の引き取り
【2023放棄-12】チワワ♀ひめ
推定13歳 体重2キロ以下
年末の慌ただしいときに引き取り、年明け15日ぐらいまで私の家でお預かり→うめママさん宅に移動しました。
我が家では大きな犬がいて怖くて怖くてなかなかケージから出られませんでした。
元飼い主さんは70代のご夫婦で、1年間で春頃お母さんが亡くなり、引き続き病気を患っていたお父さんが秋に亡くなったそうです。
その後、この子を引き取れる親族がいなく、相談を受けました。
こういうお話は凄く多く、すでに今年に入ってからも1件相談があり、引き取りをしています。多くが13、14、15歳で、そこまで一緒に過ごしていた人間は幸せだったのかも知れませんが、ペットの方が残されてしまうというのは何だかなど思ってしまいます。
以上、残された高販売齢犬も順次、医療をかけています。
皆さんの応援をよろしくお願いします。
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ここで、最近このような引き取りが増えていて思うことを1つ。
どの方も「費用はいくらかかりますか?」と、聞いてきます。
当会の費用は数千円で終わることもあり、驚かれます。
多分、保護団体によっては高額費用を請求するのかと思います。
しかし、当会の考え方としては、引き取り犬が
1、避妊去勢をしていたか
2、今年度のワクチン、フィラリア検査をしていたか
3、病気の子は治療をしてきたか
が焦点になり、最低限2番を行っていない場合は、その分の負担をしていただいていますが、生活困窮者にいたってはそれもままならないこともありますね。
高齢犬を引き取ることに会としてはリスクがあること、その子が亡くなるまでに今後の生活にどのくらい費用がかかるかなど計算して請求する団体もあるみたいです。
当会としてはいずれ引き取った子は里親さんを見つけることが前提で、里親さんが見つかったら医療費の一部請求をするため、二重になる医療費を引き取り時に請求はしておりません。
非営利の動物愛護団体として、ぶれない部分は大事にしていきたいと思います。
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