愛護フェスで保護犬猫と交流 高松市、殺処減へ新施設のCF実施中 | トピックス

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2025年12月6日 朝日新聞

 

 さぬき動物愛護センター(愛称・しっぽの森、高松市東植田町)で11月24日、動物愛護フェスティバルが開かれた。来場者らは、保護された犬猫たちと触れ合った。

 

犬に聴診器を当てて、体内の音を聞いた=2025年11月24日午後1時33分、高松市東植田町、渡辺杏果撮影(朝日新聞)

 

  【写真】こんにゃくに電気メスを当てて手術の体験をした=2025年11月24日午後1時37分、高松市東植田町、渡辺杏果撮影

 

 香川県と高松市が主催。香川県獣医師会の協力のもと、小学生が獣医師の仕事を体験。聴診器で犬の体内の音を聞いたり、埋め込まれたマイクロチップを読み取り番号を照合したりした。参加した高松市立栗林小4年の門田莉歩さんは「ドクドクって音が聞こえた。人の心臓の音と似ていた」。

 

  当日はボランティア団体による譲渡会もあった。高松市によると、昨年度、市内で殺処分されたのは犬30匹、猫37匹。減少傾向だが、犬の殺処分数は全国の中核市の中で最も多い状況が続いている。

 

  打開策の一つとして、市は保護した犬猫の飼育施設「高松市動物管理ステーション」の整備を進めている。保健所に収容した犬猫をステーションで一時的に飼育。その後、「しっぽの森」に移して譲渡先を探すなどする。2026年度に運営を始める予定。

 

  市は新施設の備品や薬剤費などに充てるため、12月30日までクラウドファンディングをしている。目標額は1100万円だが、5日現在の寄付額は約96万円にとどまる。

 

  担当者は「殺処分を減らすため、全国の方にご寄付をいただきたい」と話している。寄付は、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」(https://www.furusato-tax.jp/gcf/4618)や市納税課窓口で。(渡辺杏果)