2025年9月21日 読売新聞オンライン
動物版のフードドライブ活動が盛んになっている。9日に愛知県みよし市で行われたのをはじめ、同県豊田市はポストを26日まで市役所などに設置、同県東郷町は10月1日から町役場で、余ったペットフードなどの寄付を受け付ける。いずれも廃棄削減と動物愛護活動の一環だ。
みよし市で行われた動物版フードドライブ
みよし市であったフードドライブには市民ら34人が訪れ、犬や猫のフード類、ペット用シーツなどを中心に197点が寄せられた。市などによる初の試みで、集まった物資は民間の動物フードバンク「Terminal」(豊田市)を通じ、動物保護や譲渡紹介などを行う非営利団体に提供される。同市生活環境課の担当者は「提供者と受け入れ先を結ぶ団体が最近、発足したことで、市としても取り組みやすくなった」と話す。
豊田市は今月26日まで、市役所東庁舎と市動物愛護センターにフードドライブポストを設けている。募る食品は賞味期限まで1か月以上あり、未開封で常温保存できるもの。同市はすでに、市内の交流館での行事の際にポストを設置したり、サッカーJ1・名古屋グランパスの試合に合わせてブースを出したりして取り組みを進めている。
東郷町は10月1~10日、役場開庁日の午前8時30分から午後5時まで、町役場環境課で受け付ける。フード類は賞味期限が12月10日より後で、常温保存が可能なもの。同町もTerminalを通じて役立てる。
問い合わせは各市町の担当課まで。