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2025年7月30日 Tvhテレビ北海道

 

えさ代の高騰に悩む札幌の円山動物園を支援しようと、「コープさっぽろ」が規格外フルーツの無償提供を始めました。 


(写真:テレビ北海道)(テレビ北海道)

 

バナナをおいしそうに食べるニホンザルたち。コープさっぽろは、今月から生鮮食品の仕入れ先2社と協力し、バナナおよそ250キロとリンゴおよそ100キロを毎月、無償で提供します。円山動物園の年間のエサ代は6800万円ほどで、年々増加しています。費用を抑えるため、動物園側がコープに協力を求めました。 

 

札幌市円山動物園・白水彩園長

「現在140種類、600頭くらいの動物がいるが、そのエサ代にも物価高が直結している。大変ありがたく思っている」。 

 

提供するのは主に、色や大きさが販売基準に合わない規格外品です。従来は廃棄したり、工場に運んで加工品にしたりしていましたが、動物園に提供することで経費を抑えることができ、フードロス削減にもつながるとしています。 

 

コープさっぽろ札幌地区本部小野寺圭史さん

「本来廃棄される商品を寄付することでベンダーの手間を省き、コープの組合員によりいい商品を提供するために時間を割くことができる」。 

 

コープさっぽろは今後、ほかの果物や野菜の提供も検討しています。