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2025年7月21日 中央日報

 

韓国・江原道江陵市(カンウォン・カンヌンシ)にある保護犬センターで、新たな家族に迎えられた元保護犬が、わずか7時間後に全身の毛を刈り取られた状態で返された。 

 

江陵市動物愛センターは20日、「7時間で返され、毛を台無しにされた状態で戻ってきたクノの話」というタイトルの投稿をインスタグラムに掲載した。 

 

「全身の毛をめちゃくちゃに刈られて…」わずか7時間で返された元保護犬の悲惨な姿=韓国

 

センターによると、2歳のオス犬「クノ」は、19日午後1時30分ごろ新しい飼い主に引き取られて保護施設を離れたが、わずか7時間後に再びセンターに戻されることになった。飼い主は「先住犬との相性が合わなかった」とその理由を説明したという。 

 

しかし、保護センターのスタッフは戻ってきたクノの姿を見てショックを受けた。サモエドチャウチャウを掛け合わせたような、ふわふわで豊かな毛並みが魅力だったクノの毛が、すっかり刈り取られていたからである。 

 

センター側は「(飼い主による)自宅でのトリミングによって、めちゃくちゃにされた毛だけが残された」とし、「返されたことだけでも気が滅入るというのに、この子の魅力をどうやってもう一度伝えればいいのか途方に暮れている」と心情を明かした。 

 

続けて「毛はひどく台無しにされ、心まで傷ついてしまったのではないかと心配したが、幸いクノは今も変わらず無邪気だ」とし「だからこそ余計に心が痛み、クノにとても申し訳ない気持ちになる」と悲しんだ。 

 

現在クノは、再び新しい家族との出会いを待っている状況だ。センター側は「クノは今も人が大好きだ」とし「この心が折れてしまう前に、本当の家族に出会ってほしい」と語った。

 

さらに「一時的な感情ではなく、責任を持って一生を共にできる準備が整っている方であれば、クノにもう一度チャンスを与えてほしい」と呼びかけた。 

 

クノのエピソードに接した人々は、「トリミングの練習のために引き取ったのか。こんな姿で戻ってくるなんて心が痛すぎる」「引き取ってすぐ“相性が合わない”などと言って返すなんて」「初日に毛を刈るなんて常識がある人ならやらない」と怒りの声をあげている。