2025年5月21日 まいどなニュース
推定年齢15歳ほどのシニアにして、動物愛護センターに収容されていたオスのポメラニアン・カポ
2024年6月、東京都動物愛護センターにボロボロの体で収容されたオスのポメラニアンがいました。その名は「カポ」。推定年齢15歳ほどのシニアにして、爪が丸く伸び切っていて、さらに下半身は汚れて炎症を起こしていました。
動物愛護センターの職員さんが日々洗浄と治療をしてくれましたが、当初は痛みから唸りまくっていました。しかし、次第に体調が良くなっていくと、カポ自身も職員さんが「自分の体が良くなるようにしてくれていたのだ」と理解したのか、心を開くようになり、ときに笑顔を浮かべるようになりました。
カポみたいなワンコこそ幸せに繋ぎたい
カポが動物愛護センターに収容された経緯は明らかになっていませんが、推定年齢15歳ということは、引き取りの名乗りもそう期待できず、また保護しても現実的に考えれば、人間と一緒に過ごせる時間はそう長くないでしょう。
しかし、だからと言って見捨てるわけにもいきません。「カポみたいなワンコこそ、幸せに繋いであげたい」と、東京の愛護団体、アイドッグ・レスキュー隊が引き取ることにし、諦めることなく「本当の家族」とのマッチングを目指すことにしました。
用心深く賢い性格ながらも、一度心を開けば甘えてくれる
幸い、カポは健康面で悪いところはなく元気そのもの。他のワンコとの協調性もあり、馴れた環境ではいつも明るく元気に過ごしています。
ただし、意外と人見知りな面もあり、特に知らない人から体を触れると唸ったり、ときに噛みつこうとする素振りも。でも、それもプチガウ程度で、一度心を許した人の前ではいつも通りの笑顔を浮かべ、愛嬌たっぷりに甘えてくるような性格でした。
逆に言えば、用心深く賢い性格の持ち主でもあり、預かりボランティアさんの家に複数いるワンコの中でも、最も手のかからないのがカポでした。
用心深く人見知りもある一方、一度心を開けばこんな笑顔に
エイジレスなイケおじワンコの犬生はまだまだこれから
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