2025年4月30日 カナロコ神奈川新聞社
県は25日、県動物愛護センター(平塚市)に保護された犬と猫の2024年度の殺処分がゼロだったと発表した。犬は12年連続、猫は11年連続という。一方で犬猫の殺処分ゼロを達成した年度以降では初めて安楽死処置を行った。
神奈川県庁(資料写真)(神奈川新聞社)
同センターは横浜、川崎、横須賀市を除く県内地域の犬や猫などの保護を行っている。県によると、安楽死処置されたのは犬2匹。いずれも高齢で、同センター収容時から後ろ足のふらつきや全身性腫瘍などの病気があり、治療を施したものの衰弱が進んだため、苦痛を長引かせないことが適切と判断された。ガイドラインにのっとり、複数の獣医師の意見を集めた上で実施した。回復の見込みのない動物に対する獣医師による安楽死処置は、動物福祉の観点から譲渡可能な犬や猫の殺処分とは異なるとしている。