田川の福祉施設でワンワールドチャリティニャイベント 動物愛護啓発の場に | トピックス

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2025年4月9日 みんなの経済新聞

 

 田川の福祉施設「寿楽園」(田川市伊加利)の敷地内で4月20日、「ワンワールドチャリティニャイベント」が開催される。(筑豊経済新聞) 

 

出店者のリンパ整体Lotus~ロチュス~の子どもたち(写真提供=ワンワールドチャリティニャイベント)(筑豊経済新聞)

 

【写真】前回の譲渡会の様子=「ワンワールドチャリティニャイベント」(写真提供=ワンワールドチャリティニャイベント)  

 

 主催者の木村麻菜美さんは2017(平成29)年、愛知県から田川に引っ越してきた。愛知県で団地に住んでいた頃は、捨て猫を置いていく人が多く、木村さんは猫を拾って世話していた両親の姿をよく見ていたという。

 

  「田川に住んでみると、犬猫を家族として扱う意識が低いことが気になった。いらなくなると山に捨て、野犬・野猫になってしまうのが問題になっている。野良猫にむやみに餌を与えてしまい、どんどん増えてしまう事例も多い。犬猫に対する正しい知識を広め、家族として大切にする文化を広めたい」と木村さん。 

 

 2024年3月に1回目を開いた同イベント。毎回3000人以上が来場する。もう一人の主催者である社会福祉法人「明和会」の仲村良介さんの協力を得て、同施設で春と秋の年2回、参加無料で開催している。

 

 今回で3回目となる同イベントでは、触れ合いができる犬猫の譲渡会も開催する。啓発活動の一環で開く同イベントでは、出店者や来場者に、動物愛護について身近に触れ、知ってもらうことが目的だという。木村さんは「動物愛護だけではなく、高齢者施設についても理解を深めてもらうことで、このイベントが今後の地域おこしにつながるようにと願いを込めて開いている」と話す。

 

  当日はTNR地域猫活動(T=TRAP/捕まえる、N=NEUTER/不妊手術する、R=RETURN/元の場所に戻す)などを行う動物愛護団体への寄付を呼びかけるほか、能登半島地震募金箱も設置する。

 

  会場には、キッチンカー、飲食店のほか、ハンドメード・占い・ワークショップ・マッサージなど計60店舗が出店予定。木村さんが地元の店を一店舗ずつ回り、思いの通じ合ったところに声がけをして集めた店が集うという。ステージでは、中学生シャボン玉師「Yushin」さんによるシャボン玉ショーや、「赤村緑太鼓」による和太鼓演奏、「香春町立香春思永館」による吹奏楽などが披露される。

 

  今回は、犬15~16匹、猫6~8匹の譲渡会も予定。ペット同伴は屋外のみ可能。当日の犬猫の保護は行わない。

 

 開催時間は10時~16時。譲渡会は11時~15時。