2025年1月6日 NHK 熊本 NEWS WEB
動物のことし1年間の健康を願う祭りが山鹿市の神社で開かれ、ペットの犬や猫を連れた多くの人が参拝しました。
山鹿市にある熊入若宮神社で開かれたのは「ガラン笹まつり」です。
およそ400年前の江戸時代、熊本城主だった加藤清正が、今の山鹿市を訪れた際、乗っていた馬が病気になり、この神社の境内に生えていた「ガランザサ」と呼ばれるササの葉を食べさせたところ、元気になったという言い伝えにちなみ、毎年、開かれています。
6日は、朝早くから、ペットの犬や猫を連れた参拝者が、次々に神職のおはらいをうけ、拝殿に手を合わせた後、「ガランザサ」の葉を丸く編んだお守りを買い求めていました。
自宅で飼っているネコと訪れた熊本市の40代の男性は「ネコの健康を願って参拝しました。連れて出かけることが多いので、ことしもネコと一緒に楽しく過ごしたいです」と話していました。
神社によりますと、今はペットの健康祈願が中心だということですが、昭和30年代ごろまでは、家畜の牛や馬を連れて訪れる農家の人たちの参拝が多かったということもあり、6日は、これにちなんで、家畜の代わりに農業用のトラクターを境内に運び込んで参拝する人の姿も見られました。