2024年9月4日 読売新聞オンライン
多数の犬を適切に飼育せず、衰弱させたとして、栃木県警は3日、犬の保護団体の代表を務めていた女(52)を、動物愛護法違反(虐待)の疑いで宇都宮地検大田原支部に書類送検した。
栃木県警察本部(読売新聞)
捜査関係者によると、女は昨年9月頃、犬の排せつ物などがたまった那珂川町の施設内で複数の犬を飼育したほか、えさや水を適切に与えずに衰弱させ、虐待した疑いがある。
女が代表を務めていた保護団体が多くの保護犬などを引き取り続けていたことから、適切に管理できているのか不審に思った他の保護団体などが昨年9月、同町内の施設の内部を確認。そこで、犬の排せつ物や抜け毛が大量にたまった不衛生な室内に閉じ込められ、やせ細った状態の犬を多数発見した。
その後、健康状態が特に悪化していた犬を他の団体が保護。12月末、特に衰弱していた犬6匹の虐待について、女を那珂川署に刑事告発していた。