大阪 天王寺動物園 戦争で犠牲になった動物の企画展 | トピックス

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2024年8月15日 NHK 関西 NEWS WEB

 

8月15日で終戦から79年となりますが、大阪の天王寺動物園では、殺処分などで戦争の犠牲になった動物を伝える企画展が開かれています。

 

 

この企画展は多くの動物たちが戦争の犠牲になった歴史を語り継ごうと、毎年、終戦の日の前後に開かれています。


天王寺動物園では太平洋戦争の時、空襲でおりが壊されて、動物が逃げ出さないように、ライオンやトラなど、26頭の動物が毒を混ぜたエサなどで殺処分されました。


15日は、戦時中の動物園の出来事を紙芝居で伝える催しが行われ、毒入りのエサを食べようとしなかったヒョウをロープで殺処分しなければならなかった飼育員たちの葛藤など、戦争の悲惨さを伝えていました。


また、会場には、殺処分されたトラなどの動物の剥製や、動物のエサが不足していた状況を伝える資料の展示などが行われていて、多くの人が訪れていました。


子どもと一緒に訪れた30代の父親は「戦争で動物が犠牲になるのは衝撃的でした。まだ娘は幼いですが、戦争についてしっかり学んでもらいたいです」と話していました。


天王寺動物園飼育展示課の井出貴彦さんは「戦争によって人だけではなく、動物が犠牲になることをこの企画を通して伝えたいです」と話していました。


この企画展は来月(9月)1日まで天王寺動物園で開かれています。