2024年3月24日 NHK 広島 NEWS WEB
広島市の動物園で子どもたちが動物の体の仕組みや生態を学ぶ教室が開かれました。
広島市安佐北区にある安佐動物公園で開かれた教室には小学1年生から3年生までの児童とその保護者およそ30人が参加しました。
参加者はシマウマやライオンの頭の骨の標本を見て、職員から、肉食動物は肉を噛み切るために歯がはさみのように鋭いのに対して、草食動物は草の繊維をすりつぶすために奥歯が平たくなっていると教わりました。
また、ゾウの標本では、かかとの部分に歩く時の衝撃を抑えるための脂肪でできたクッションのような仕組みがあることを学びました。
このあと子どもたちは園内で飼育されているフラミンゴの歩き方を観察し、鳥類と哺乳類の足の仕組みの違いを学んでいました。
府中町から訪れた7歳の男の子は「初めて動物の骨を触って動物のことがよくわかって楽しかったです」と話していました。
安佐動物公園の林臨太郎技師は「動物の骨を見るとどんなものを食べてどんな生活をしているかわかります。動物園を動物について学ぶ場所として知ってもらいたいです」と話していました。