保護犬・猫の譲渡会 坂上忍さん運営「さかがみ家」とマツダのサークルがコラボ 動物と楽しく暮らす | トピックス

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2024年2月26日 テレビ新広島

 

 

広島市内で25日に行われた保護した動物の譲渡会。 

会場には、「動物と楽しく暮らす社会」を実現するヒントがたくさんありました。 

 

25日に行われたのは、自動車メーカー・マツダの動物愛護サークル、「ワンミャツダクラブ」とタレントの坂上忍さんが運営する「さかがみ家」がコラボした動物の譲渡会です。 

 

(来場者 )

「かわいいのがいたら、連れて帰りたいのは連れて帰りたい」 Q:連れて帰りたくなる? 「うん。どれかわいいよね」 

 

確かにね、人懐っこいしかわいい。

ここにやってきたのは全て保護された犬や猫です。 

かつて、広島県は犬と猫の殺処分の件数が全国で最も多く、2011年度には犬だけで2342頭が殺処分されました。 

そのため、2016年から行政や動物愛護団体などが協力し殺処分ゼロを目指して、犬や猫を保護する活動を始めたのです。 

 

一方で、保護された動物の多くは動物ボランティアによって飼育されているのがその実態です。 

 

(保護ボランティア・寺田理恵さん) 

「今、保護猫だけで40匹います。フード代もコロナ前に比べると1.5倍から2倍に。砂代もなっていますし。(犬猫の)里親希望も一時期に比べては減ってきているので、みんな崩壊に近い状態になっているのかなと思う」 

 

ボランティアの負担も限界に近づいています。 

 

(矢野記者) 

「会場にはさかがみ家のキッチンカーが登場しました。たくさんの人が集まって大人気です」 

 

タレントの坂上忍さんが運営する犬猫の保護活動の団体「さかがみ家」のキッチンカーも全国を回り動物の保護活動を訴えています。 

 

(さかがみ家・古山憲太郎さん)

「うれしいのが坂上家を見て保護犬保護猫を飼おうと思った、家族に迎え入れようと思ったという方が結構いて、ちょっとずつお役に立ち始めているのかなと。(活動も)まる2年くらいになりますが、ちょっとずつ広がっているのかなと思う」 

 

会場には、様々なブースが設けられています。

 

(矢野記者) 

「今からこちらではペットの防災についての教室が行われます」

 

(ワンミャツダクラブ・細谷貴廣部長) 

「正月に起きた能登半島地震輪島市では、公設の避難所は48カ所あるそうですがペットと一緒に過ごせる避難所は輪島高校1つしかないそうです」 

 

今年の元日に発生した能登半島地震。 

ペットと避難することが難しい現実にも直面しました。 

 

(専門家) 

「避難所にもし(ペットが)入れるとしても鑑札やワクチン接種の証明書がないと団体生活ができないことが考えられるので、(これらの)準備を日頃からしておいた方がいい。普段からこういったちょっと慣れない場所や、ちょっとどきどきする他の犬がいたり他の人がいっぱいいるところでおやつをあげる習慣をつけて欲しい」 

 

動物と楽しく暮す社会を作る。 

人の輪が少しずつ広がり始めています。 

 

(荷堂さん)

「きょうも(動物の)預かりボランティアや物資で協力をしたいという声もたくさんもらっているので、まず(活動を)知ってもらって自分、はどういうことから協力できるのかを考える機会にしてもらっていると感じています」