とらばさみで野良猫にけが容疑=68歳男逮捕、9匹被害か―警視庁 | トピックス

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2024年1月24日 時事通信

 

 狩猟用のわな「とらばさみ」を自宅敷地に設置し、野良猫にけがをさせたとして、警視庁が動物愛護法違反容疑で、東京都世田谷区船橋の無職須藤正久容疑者(68)を逮捕したことが24日、捜査関係者への取材で分かった。同容疑者は容疑を否認し、「猫を不法侵入させた飼い主が責任を問われるべきだ」と供述しているという。

 

 須藤容疑者宅周辺では2019年8月からの約3年半で、とらばさみにかかった野良猫計9匹が保護されており、同庁はいずれも同容疑者が関与したとみて調べる。

 

 捜査関係者によると、同容疑者は23年2月11日と23日、自宅の外階段周辺にとらばさみを設置して餌を置き、おびき寄せた野良猫2匹に右前脚挫滅のけがをさせた疑いが持たれている。

 

 近隣住民から「とらばさみが置かれた家がある」との情報提供を受け、警視庁は同8月、同容疑者宅を家宅捜索し、とらばさみ6個を押収。パソコンからは猫の殺し方を検索した形跡も見つかった。

 

 9匹はいずれもとらばさみを引きずったまま、路上や近くの民家にいるところを保護された。野良猫対策などに取り組むボランティア団体「チームSLP」によると、脚3本をとらばさみに挟まれた状態で発見された猫もいたという。