2023年10月3日 朝日新聞デジタル
【愛媛】飼い主のいない犬や猫などの保護を進めるため、松山市は今年度末完成を目指して松山総合公園(同市朝日ケ丘1丁目)に「市動物愛護センター」を建設中で、市民に親しまれるような愛称を募集している。
現在、保護動物を収容している松山市生活衛生課分室=2023年9月26日午後2時21分、松山市三番町六丁目、戸田拓撮影
市は現在、保護動物を市中心部にある市役所第4別館隣のプレハブ(1971年建築)の一角で収容している。約50平方メートルの室内に最大で犬7匹と猫50匹が入るケージがあり、譲渡希望者とのマッチングには駐車場を使う。
老朽化が進んでおり、市は昨年、クラウドファンディングで募った動物愛護のための寄付金も活用して、約2億8千万円をかけて動物愛護の拠点となるセンター建設に踏み切った。
センターは「動物譲渡スペース」(約200平方メートル)と、しつけ教室などを催す「啓発スペース」(約110平方メートル)からなり、犬15匹、猫90匹の収容が可能になる。動物の診療室やマッチングのための場所も設け、訪問者が動物とふれ合える機会を増やす。
愛称はネットの専用フォーム(https://logoform.jp/form/ARpd/352696/)などで今月31日まで募集している。採用者は開館セレモニーに招待する。
問い合わせは市生活衛生課(089・911・1862)。
(戸田拓)