脱走チンパンジー2匹を射殺=捜索隊に突進か―コロンビア | トピックス

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2023年7月25日 時事通信ニュース

 

 【ボゴタAFP時事】南米コロンビア警察は24日、西部ペレイラで動物園から逃げ出したチンパンジー2匹を射殺したと発表した。チンパンジーは23日夜に脱走。警察は近隣住民に外出を控えるよう呼び掛けていた。


 警察によると、動物園から約2.5キロ離れた場所で24日に雄の「パンチョ」を発見。捜索に加わっていた飼育員に突進するようなしぐさを見せたため射殺した。一緒に逃げ出した雌の「チタ」も動物園の近くで射殺したというが、詳細は明かしていない。


 警察当局者は地元ラジオに、攻撃を受けた場合は麻酔銃よりも銃を用いるよう通達があったと指摘。「飼育員の命を守るため、緊急に行動する必要があった」と主張した。


 パンチョは2007年にも脱走し、空港で大混乱を巻き起こしていた。動物園側は今回の脱走について「人為的ミスによるもの」と説明。以前飼育していたサーカスの関係者は「チンパンジーは成長するととても危険だ。雄がいら立ったときの力は非常に強い」と述べた。


 動物愛護団体は、2匹の射殺について刑事捜査を求めている。